
エゴサ(エゴサーチ)は、インターネット上における自社や商品の評判を客観的に把握するための手法の一つです。正しいやり方や自動化の手順を理解することで、効率よく市場の生の声を収集できます。本記事では、エゴサの具体的な方法やメリット・デメリット、効果的な活用法までわかりやすく解説します。
エゴサ(エゴサーチ)とは
インターネット上における自身の評判を把握するためには、エゴサについて理解する必要があります。エゴサを行うことで、ユーザーからの率直な意見や評価を把握しやすくなります。
エゴサの定義
エゴサとは、検索エンジンやSNSを活用して、自分自身の名前や自社の商品名、サービス名に関する評判を調べる行為です。「エゴサーチ」を略した俗称として「エゴサ」が使われています。
インターネット上で自社がどのように評価されているかを把握する手段として、企業やマーケティング担当者に活用されています。
エゴサとパブサ(パブリックサーチ)の違い
エゴサとパブサは、検索を行う対象に違いがあります。パブサは一般的に「パブリックサーチ」の略として使われ、自分以外の人物や企業、話題などについて検索する行為を指すことがあります。
自分や自社に関わる情報を収集するエゴサに対し、パブサは世間の関心事や客観的な市場の動向を把握する目的で使われます。検索の目的や対象に応じて使い分けられることがあります。
エゴサのやり方
SNSや検索エンジンを利用してエゴサを行う際には、媒体ごとの特性に合わせた具体的な手順を理解することが必要です。適切な手法を用いることで、ノイズの少ない正確な情報を集められます。
X(旧:Twitter)でエゴサする方法
Xでエゴサを行う際は、検索窓に自社名や商品名を入力します。より効率的に情報を集めるためには、高度な検索コマンドの活用が適しています。
たとえば、特定の単語を除外する「-(マイナス)」や、特定の言葉を正確に一致させる「””(ダブルクォーテーション)」を使用します。これらの記号を用いることで、関係のない投稿を排除し、目的の口コミだけを絞り込めます。
Instagramでエゴサする方法
Instagramでエゴサを行う際は、ハッシュタグ検索を利用する方法があります。検索窓に自社のブランド名や商品名の頭に「#」を付けたキーワードを入力し、投稿を探します。また、写真や動画に自社のアカウントが直接タグ付けされている通知を確認する手法も効果的です。視覚的な情報とともに、ユーザーの投稿内容を確認できます。
エゴサのメリット・デメリット
エゴサをビジネスで運用する際は、良い影響と悪い影響の双方の把握が欠かせません。特徴を正しく理解することで、情報収集のリスクを減らしつつ効果を高められます。
エゴサのメリット
エゴサを行うことで、自社や商品に対する世間の評価や隠れた要望を素早く把握することが可能です。ここでは具体的なメリットを解説します。
企業・商品の知名度の把握
エゴサを活用すると、自社や商品の名称がインターネット上でどのように言及されているかを把握できます。投稿数や拡散状況を確認することで、インターネット上での認知状況を把握する参考になります。広告展開の効果を検証する指標としても役立ちます。
ユーザー・消費者の率直な意見の収集
一般的なアンケート調査とは異なり、SNS上には自発的な意見や感想が投稿される傾向があります。エゴサを行うことで、商品に対する不満や改善の要望など、消費者の生の声を直接収集できます。隠れた要望を見つけ出すことにより、既存商品の改良や新たな施策の立案に役立てられます。
競合他社情報のリサーチ
エゴサの技術を応用して他社の名称やブランド名を検索すれば、競合の市場評価を分析できます。他社サービスに対する評価や意見を把握する参考になります。得られた知見を自社の施策に反映させることで、市場での差別化や競争力の維持に役立てられます。
炎上・風評被害の回避や軽減
SNS上で発生した自社への批判的な投稿や誤った情報を早期に発見することは、トラブルの拡大を防ぐために重要です。定期的にエゴサを行うことで、ネガティブなつぶやきが拡散する前に対策を講じられます。迅速に対応することにより、自社の信用を守り風評被害を最小限に抑えられます。
エゴサのデメリット
エゴサを行うことで、理不尽な批判に直面するリスクが生じるほか、情報収集に伴う業務負担が増加します。
誹謗中傷や批判への直面
エゴサを行うと、根拠のない誹謗中傷や過度な批判に直接触れるリスクが生じます。インターネット上には根拠の不明な投稿も含まれており、担当者の心理的負担につながる場合があります。確認する際は、感情的に受け止めすぎない精神的な心構えが必要です。
情報収集における人手や時間の負担
膨大なインターネット上の書き込みから自社に関する記述を手動で探し出す作業は、多くの時間と人手を必要とします。特に、投稿数の多い大手企業や話題の商品を対象とする場合、確認作業だけで業務が圧迫される原因になります。そのため、効率的に運用するための体制整備が求められる場合があります。
調査手法による情報精度の差
エゴサは、検索するキーワードの選び方によって集まる情報の精度が大きく変動します。一般的な単語を検索キーワードに設定すると、自社とは関係のない無駄な投稿が大量に混ざり、本当に必要な評価を見落とす恐れが生じます。正確なデータを蓄積するためには、検索の条件や記号を細かく指定する工夫が求められます。
エゴサを効果的に活用する方法
収集した情報をビジネスの成果につなげるためには、エゴサの運用方法を工夫する必要があります。書き込みを眺めるだけでなく、組織的に活用する仕組みを整えることで、マーケティングや製品開発の精度を高められます。
エゴサで収集した情報を分析する
エゴサによって集めた口コミや意見は、単に確認するだけでなく、内容を分類して傾向を分析することが重要です。肯定的な評価と否定的な意見を数値化して分けることにより、自社の強みや改善すべき課題が明確になります。
抽出したデータを定期的に集計して社内で共有すれば、製品の品質向上や新しいマーケティング施策の立案に役立てられます。データとして蓄積することで、マーケティング施策の検討材料として活用できます。
監視ツールや口コミ分析ツールを導入する
手動によるエゴサに限界を感じた場合は、専用のソーシャルリスニングツールや口コミ分析ツールを導入する手法が有効です。ツールによっては、複数のSNSや掲示板から投稿を収集し、感情分析機能を備えているものもあります。
初期の費用や運用のコストは発生しますが、人手による見落としを防ぎ、広範囲のデータを効率的に蓄積できるため、分析業務の効率化につながる場合があります。
まとめ
エゴサは、インターネット上における自社や商品の評判を客観的に把握するための有効な手法です。XやInstagramなどの媒体ごとに適した検索手順を踏むことで、効率よく市場の声を収集できます。
情報の精度に差が生じる点や、批判的な意見への直面といった側面もありますが、認知状況の把握やリスクの早期発見に活用できる場合があります。集めた口コミを分類して細かく分析したり、自動監視ツールを導入したりすることで、自社のマーケティング活動や製品開発の品質向上へとつなげられます。
株式会社マクロミルは、マーケティングリサーチとデジタルマーケティングリサーチを中心に、多様な社会・消費者ニーズを分析し、的確な消費者インサイトを提供しています。また、マーケティングデータの提供に加え、データ利活用支援事業やマーケティング施策支援事業を通じて、企業のマーケティング活動を総合的に支援しています。
エゴサで収集した情報をはじめ、さまざまなデータをマーケティングに活用したい場合は、ぜひご相談ください。
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