アンケートやインタビューなどの調査手法では捉えきれない
脳波などの神経活動反応を調査し評価する手法です。
ニューロ(neuro)とは、脳だけではなく「神経の」「神経組織の」を表します。ニューロリサーチ(ニューロマーケティング)は、脳波などの神経活動反応を評価する領域です。
アンケートやインタビューによる主観評価に加え、消費者が商品を見ている時の脳波・心拍・視線の動きなどの生体反応をリアルタイムに計測する実験を行い、その変化からターゲットが自分では意識していない領域まで含む深いインサイトを浮き彫りにしていきます。
ある事象が人に与える「心と身体への影響」を包括的に把握するためには、生体指標だけではなく、行動指標・主観指標を合わせた3つの指標を掛け合わせることが有効です。
主に活用されるデータ内容 | ||
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脳波 | 脳波/事象関連電位(気分注意/記憶/作業負荷など) | |
心拍 | 心拍数、心拍変動(興奮/ストレス/リラックスなど) | |
音圧 | 発話量、発話比率計測(活性) | |
唾液 | アミラーゼ・コルチゾール計測(ストレス) | |
皮膚電位反応(緊張、驚き、ストレスなど) | ||
反応時間、正答率といった課題成績から行動パフォーマンスを定量化 | ||
アンケートでは測定が難しい無意識の行動の変化を計測 →特定の行動を「どのように」「何回」しているか、そのときの状況やかかった時間などから考察 【例】視線の動き、滞留時間(注意のレベルや推移など) |
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ある物事に対して、どう感じているか、何を考えているか意識化されたものを知るための主観報告 | ||
人間の行動や意識という明瞭な形態がないものについて、客観的な数値で示す手段(妥当性と信頼性が確認された複数の質問項目によって構成される) |
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ソーシャルネットワーキング時代、“情報”の特徴は「感じる情報」から「伝える・つなげる情報」へと変化しています。情報を「伝える・つなげる」際の原動力の一つが、皆と同じ気持になる(=共感する)ことであると考えられています。
脳波測定を用いて、この「共感力」を評価することができるのが「共感度測定」※です。
※「共感力」評価はマクロミルが資本・業務提携をしているセンタン社の独自開発指標です。(特許番号:5799351)
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20~30代の社会人を対象に、商品キャンペーン動画を見せた際の脳波を測定し、「脳波同期性」を評価。その結果を元に、動画を再編集しました。脳波の動きがそろわないアイドリングタイムは内容をカットしたり、必ず見てほしい重要シーンでは脳波同期性が高まるような工夫を取り入れることで、最後まで飽きずに視聴される動画クリエイティブにブラッシュアップすることができました。結果として、「脳波同期性(共感力)」が高いコンテンツとなり、2分の長尺動画ながら、動画リテンションレート77%と、途中の視聴離脱の少ないキャンペーン動画が完成しました。
「フリスク」ブランドを展開する、ペルフェッティ・ヴァン・メレ・ジャパン・サービス株式会社様では、新製品ローンチ時のWebキャンペーン動画のブラッシュアップのために、ニューロリサーチ(共感度測定)を活用しました。
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