BeReal(ビーリアル)とは?特徴・使い方からZ世代に人気の理由・注意点まで解説

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公開日:2026/10/15(木)

「通知が届いたら2分以内に無加工の写真を投稿する」という独自の仕組みを持つSNS「BeReal(ビーリアル)」。Z世代を中心に利用者が広がる一方で、具体的な仕組みや安全な使い方を確認しておくことも重要です。この記事では、BeRealの基本機能から人気の理由、利用時の注意点、ビジネス展開の可能性まで詳しく解説します。

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Macromill News 事務局

監修:株式会社マクロミル マーケティングユニット

20万人以上が登録するマーケティングメディア「Macromill News」を起点に、マーケティング知見や消費者インサイトに関わる情報を発信。

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BeReal(ビーリアル)とは?基本情報と仕組みを解説

BeRealは、フランス発のSNSです。ここでは、基本となる情報や独自の仕組みを見ていきます。

BeRealとは「ありのまま」を共有する新しいSNS

BeRealとは、着飾らないリアルな姿を友人同士で共有することに特化したSNSです。従来のSNSで一般的だった高度な写真加工や、見栄えを強く意識する文化への反動として支持を集めています。

アプリ内はフィルターによる加工を前提としない設計で、撮影した画像はありのままの状態でフィードへ公開される仕様です。作られたイメージを排除して日常を共有する構造により、ユーザーは親しい相手と日常を共有しやすい設計です。

BeRealの主な機能

BeRealの独自性は、日常を切り取ることに特化した、あえて制限された機能にあります。代表的な機能は以下の通りです。

  • ランダムな通知と2分以内の制限:1日1回、ランダムなタイミングで通知が届き、受け取ってから2分以内に写真を撮影・公開する仕組みです。
  • 前後カメラの同時撮影:スマートフォンの背面カメラと前面カメラが同時に作動し、目の前の景色と自身の表情を1枚に収めます。
  • 友人の投稿を閲覧する条件:自分がその日の写真を投稿してはじめて、友人の投稿を見られるようになります。

「作りこむ余地をなくす」仕組みによって、BeRealでは、飾らない日常の瞬間を共有しやすくなっています。

InstagramやTikTokなど従来のSNSとの違い

従来のSNSとBeRealでは、設計や利用目的に違いがあります。主な相違点は以下の通りです。

  • 目的:InstagramやTikTokなどでは、見栄えを意識した投稿が行われることがあります。BeRealはリアルな日常を共有します。
  • 加工:従来型は高度な編集が可能ですが、BeRealは、フィルター加工を前提としない写真共有が特徴です。
  • 時間:従来型はいつでも投稿できますが、BeRealは「通知後の2分以内」が基本ルールです。

ただし、時間内に投稿を済ませると、次の通知が届くまでの間は好きなタイミングで追加でき、条件を満たすと、追加投稿できる「Bonus BeReal」を利用できる場合があります。

他者からの評価を意識しやすいSNSとは異なり、親しい相手との安全な交流に重点を置く点が特徴です。

BeRealはなぜ流行っている?若者・Z世代に人気の理由

BeRealがZ世代をはじめとする若年層に利用されている要因と現状について、解説します。

「盛らない・等身大」が支持される背景

装飾を排除した等身大の姿が支持される理由のひとつとして、従来型SNSに対する心理的な疲れが挙げられます。既存のSNSでは、過度な写真加工や見栄えを競う文化が定着し、常に他者と比較される負担が生じていました。

他者の華やかな投稿と自身の現実を比べて劣等感を抱く現象は、多くのユーザーを悩ませています。全員が無加工の日常をさらけ出すBeRealは、背伸びをする必要がない心地よく利用できる場として受け止められている可能性があります。

データで見るBeRealのユーザー層と利用状況

BeRealのユーザー層はZ世代の割合が高く、大学生世代を中心とする若年層の間で定着している点が特徴です。

1日1回の通知から2分以内に撮影・投稿するというゲーム的な仕組みが、仲間内での高い継続率とアクティブ率を支えています。利用規模を見ると、全世界の月間アクティブユーザー(MAU)は4,000万人以上に達します。2026年6月時点で、日本国内の月間アクティブユーザーは650万人を突破しています。

利用者はZ世代に集中しており、なかでも2026年6月時点で、18〜23歳が国内ユーザーの54%を占めると公表されています。このように、親しい相手との閉じたコミュニティ内で親しい相手とのつながりを重視する利用傾向は、不特定多数への拡散を前提とする従来型SNSとの違いを表しています。

※参考:「BeReal」日本で650万ユーザー突破 “Z世代”けん引、18~23歳が過半数 – ITmedia NEWS
※参考:Z世代にリーチできるBeReal(ビーリアル)広告とは?基本情報から配信設定まで解説!

BeRealの使い方|始め方から投稿までの流れ

ここでは、BeRealの具体的な手順を解説します。

BeRealの始め方と友人の追加方法

アプリの導入から友人を追加するまでの手順は以下の通りです。

  1. App Store/Google Playからアプリをダウンロードする
  2. 電話番号を入力し、SMSで届く認証コードで本人確認をする
  3. アプリの案内に沿って必要情報を登録し、ユーザー名を設定してアカウントを作成する
  4. 連絡先同期やユーザー名検索などで友人を追加する

登録にはSMSを受信できる電話番号が必要です。連絡先の同期をオンにすると、すでに利用している友人がおすすめとして表示されるため、友人を見つけやすくなります。

写真を投稿する流れ

通知から投稿までの手順は以下の通りです。

  1. 届いた通知をタップしてカメラを起動する
  2. 通知後、可能であれば2分以内に撮影する(背面・前面カメラが同時に作動し、風景と自分の表情が1枚に収まる)
  3. 公開範囲や位置情報を必要に応じて設定する
  4. 「送信」をタップして投稿する

撮り直しはできますが、回数が友人に表示される点は意識しておきましょう。

BeRealを利用する際の注意点

BeRealには、既存のSNSにはない独自の仕様があります。予期せぬトラブルを避けるためにも、事前に押さえておきたい点を解説します。

投稿が間に合わないとき

通知から2分が過ぎても、アカウントが停止されるようなペナルティはなく、遅れて投稿できます。BeRealは日常を記録することが主な目的なので、遅れて投稿できる仕様になっているためです。

たとえば、会議中や授業中に通知が届いても、落ち着いたタイミングで、周囲に配慮して撮影しましょう。ただし、遅れて投稿すると「〇分遅れ」といった表示がつきます。また、自分が投稿するまでは友人の投稿を見られません。焦らず、自身の状況に合わせて撮影しましょう。

位置情報の公開範囲を設定するとき

投稿時は、スマートフォンの位置情報をオフにするか、公開範囲を慎重に設定することが重要です。加工なしの写真をその場で共有する性質上、自宅や学校、勤務先といった場所が意図せず特定されてしまうおそれがあるためです。

設定によっては投稿設定によっては位置情報が有効になる場合があり、そのまま投稿すると撮影場所が相手に伝わります。変更は投稿画面から行えます。

  • 撮影画面にある位置情報アイコンをタップする
  • 「位置情報なし」または「おおよその位置」を選択する

意図しない個人情報の漏えいを防ぐため、送信前には位置情報の設定を確認しましょう。

スクリーンショット通知・シャッター音

他人の投稿をスクリーンショットした場合、相手側に保存に関する情報が表示される場合があります。プッシュ通知が飛ぶわけではありませんが、仕様によっては、スクリーンショットしたユーザーが投稿者に分かる場合があります。無断の保存は控えることが基本です。

また撮影時にはシャッター音が鳴り、アプリ側に音を消す機能はありません。これは端末側の仕様で、日本国内向けの多くのスマートフォンでは、盗撮防止の観点から消音時でもシャッター音が出る場合があります。公共の場では周囲へ配慮を忘れずに利用しましょう。

※参考:スマホのシャッター音、強制仕様は日本と韓国だけ 世界的に異質、ネットに見直し求める声

個人情報の映り込みを防ぐポイント

個人情報の映り込みを防ぐためには、撮影前に周囲を確認し、画角を調整することが大切です。BeRealでは背面カメラと前面カメラで撮影されるため、背後や手元の書類が予期せず写り込みます。

屋外では電柱の住所表示や特徴的な建物を避け、屋内では机のうえの郵便物やパソコンの画面をフレームから外しましょう。撮影前の確認は、情報漏えいリスクの低減につながります。

BeRealをビジネス・マーケティングに生かすためには

企業がBeRealをマーケティング活動に生かすための、具体的なアプローチや将来性、他SNSとの違いを解説します。

BeRealから読み取れるZ世代の価値観と消費者インサイト

BeRealの普及は、BeRealの利用傾向からは、「飾らない日常」への関心がうかがえます。過剰な演出や広告色の強い発信に違和感を持つ層もいます。企業の透明性や誠実さが、信頼形成に影響する場合があります。

彼らは発信先によって見せ方も巧みに使い分けます。不特定多数に向けたInstagramでは見栄えを意識した投稿が行われることがある一方、親しい友人とつながるBeRealでは素のままの自分を共有する傾向があります。裏を返せば、企業の過剰な演出や広告色の強い発信は警戒されやすいということです。見栄えのよい宣伝文句より、誠実で飾らない発信姿勢が、信頼形成の一要素になると考えられます。

※参考:SNSごとに魅せ方を使い分けるZ世代。BeRealはリアル、Instagramはキラキラ。高度すぎるSNSペルソナ戦略の全貌をZ-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)が第7章インサイトサマリーで公開。 | Fiom合同会社のプレスリリース

広告媒体としてのBeRealの可能性

BeRealは、新たなマーケティングチャネルになり得ます。若年層との接点を持つチャネルとして活用される可能性があるためです。

公式アカウント機能「RealBrands」を活用し、RealBrandsなどを通じて、企業がブランドの裏側や日常的な発信を行う例も見られます。通知から2分以内に開く特性から、リアルタイム性を生かした接点づくりができる点も特徴です。

過度な売り込みを避け、ユーザーに近い目線で発信することが重要です。

他の注目SNS(Threads・Bluesky・Lemon8)との比較

BeRealと他の新興SNSは、それぞれ強みと利用目的が異なります。主な特徴は以下の通りです。

サービス名主な形式特長と利用目的
BeReal無加工画像親しい友人との等身大な日常共有
Threads文章・画像手軽な情報発信とリアルタイムな交流
Bluesky文章主体分散型システムを特徴とするテキスト中心の交流
Lemon8加工画像・動画美容・旅行・暮らしなどの情報収集・共有

商材やターゲット層に応じて、発信媒体を使い分けることが求められます。

まとめ

BeRealは、加工や演出を省き、ありのままの日常を共有することに特化したSNSです。見栄えを競う既存のSNSに疲れたZ世代から、背伸びせずに交流できる場として支持を集めています。個人利用では位置情報やスクリーンショットの扱いに注意し、企業の活用では作り込んだ宣伝よりも透明性のあるリアルな発信が求められます。

こうした若年層の価値観を把握するには、調査データをもとに生活者の意識や行動を分析することが有効です。国内最大級の消費者パネルを基盤に的確なインサイトを導く株式会社マクロミルに、ぜひご相談ください。

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