アンケートを集める方法は、オンラインやオフラインなど、さまざまです。そのため、調査目的に合った方法を選ぶことが大切です。この記事では、アンケートを集める方法をオンラインとオフライン別に解説します。また、アンケートを集める際の注意点・ポイントもあわせて解説しているので、参考にしてください。
- オンラインでアンケートを集める方法4選
- オフラインでアンケートを集める方法4選
- アンケートを集める際の注意点・ポイント
- アンケートを集める際に活用するツールの選び方
- アンケートに関してよくある質問
- 株式会社マクロミルの「アンケート調査(ネットリサーチ)」がおすすめ
- まとめ
オンラインでアンケートを集める方法4選
オンラインでアンケートを集める方法は、主に4つあります。ここでは、4つの方法についてそれぞれ解説します。
Webサイト上で依頼する
自社のWebサイトを使ってアンケートを集める方法です。訪問調査や郵送調査と比較して、コストを抑えられる点がメリットです。一方で、対象がWebサイトに訪問したユーザーのみになるため、告知方法や案内方法によっては、回答が集まりにくい場合があります。
メールで依頼する
メールで依頼する方法もあります。メールアドレスを含む顧客リストやアンケートモニターを保有していることが必要です。メールにアンケートサイトのURLを貼り、回答を依頼しましょう。またその際に、顧客リストから属性を限定できる点がメリットです。
一方で、メールを開封してもらえなければ回答されない、回答を促すメールの内容によっては回答が集まりにくいというデメリットもあります。
SNS上で依頼する
SNS上にアンケートサイトのURLを投稿する、またはSNSのアンケート機能を活用する方法もあります。活用するメリットは、SNSを使用している幅広い属性に対して実施が可能なところです。
ただし、アンケートの対象ではないユーザーからの回答が来てしまう点は、デメリットといえます。また、SNSのアンケート機能は、質問数や使用する選択肢の数が限定的になる点にも、注意が必要です。
QRコードを活用する
印刷したQRコードを店舗に掲示する、またはWebサイトやチラシにQRコードを掲載する方法もあります。QRコードは店舗やチラシに設置可能なため、来店した顧客を対象にできる点がメリットです。一方で、QRコードを読み取れる端末を持っていなければ回答してもらえない点や、告知方法によっては回答が集まりにくい点は、デメリットといえます。
オフラインでアンケートを集める方法4選
オフラインでアンケートを集める方法は、主に4つあります。ここでは、4つの方法について解説します。
自宅・事業所などを訪問する
自宅や事業所などに調査員が訪問し、アンケートを実施する方法があります。対象者の声を直接聞き、生活に沿った回答が得られる点などがメリットとしてあげられます。対象者の普段の生活を確認できたり、アンケートの対象となる製品を、日頃どのように使用しているのかなど追加で聞くことができます。
ただし、顔見知りでない場合は不審に思われて、協力してもらえない可能性もあるため、注意が必要です。
外出先でアンケートを実施する
店舗やイベント会場など、対面でアンケートを実施する方法もあります。対面でのアンケート実施の場合、相手の様子を観察しながら、回答してもらいやすいタイミングを見計らえます。加えて回答に対しての質問をして、さらに深掘りすることも可能です。
一方で、協力してもらえる人を探す手間がかかる点は、デメリットともいえます。
対象者に電話する(電話調査)
調査員が対象者に電話をかけて、アンケートを実施する方法です。現在は紙やWebのアンケートが一般的ですが、この方法も有効的で、調査員が多く確保できれば、多くの人にアプローチすることができます。ただし、対象者によっては勤務時間中などの理由で留守番電話になり、電話に出てもらえない可能性もあります。
アンケート用紙を郵送する(郵送調査)
自宅や事業所にアンケート用紙を郵送して、アンケートを実施する方法もあります。対象者は自宅で、都合のよい時間に回答することができ、意見を詳細に書き込むことも可能です。一方で、回答率が低くなる可能性がある点や、郵送・回収・データ化などのコストが発生する点などは、デメリットとして挙げられます。
アンケートを集める際の注意点・ポイント
アンケートを集める際には、気をつけるべき点があります。ここでは、注意点とポイントについて解説します。
アンケートの目的を明記する
アンケートを集める際は、回答者にアンケートの目的を事前に伝えることが大切です。目的の記載がないと、どのような目的でアンケート結果が利用されるのか分からず、回答者から不信感をもたれる可能性があります。アンケート回答前の離脱につながる場合もあるため、注意が必要です。
個人情報の利用目的を明記する
アンケートの初めに、個人情報の利用目的を明記することも重要です。回答者は、個人情報やアンケート結果がどのように扱われるのか、気になるでしょう。個人情報の利用目的の記載がないと、回答者から不信感をもたれて、回答されずに離脱されてしまう可能性があります。
回答負荷を上げすぎない
アンケートを集める際には、回答負荷を上げすぎないようにしましょう。記述式の設問が多くあったり、項目の数が多すぎると、回答者に回答することが面倒だと思われてしまうためです。
誘導的な質問を避ける
誘導的な質問を避けることも、アンケートを集める際の注意点です。アンケート結果は、質問文や見出しの内容に左右されます。そのため、誘導された回答は事実とは異なる場合があり、適切な回答を得られません。無意識の誘導や断定的な表現を避け、簡潔で偏りのない質問文や見出しを作成しましょう。
アンケートを集める際に活用するツールの選び方
アンケートを集める際には、アンケート作成ツールを活用することをおすすめします。ここでは、ツールの選び方について解説します。
直感的に操作ができる
アンケートが簡単に作成できないのであれば、アンケート作成ツールを利用する意味がありません。シンプルな管理画面のものや、直感的に操作ができるものを選びましょう。
スマートフォンに対応している
スマートフォンに対応しているツールを選ぶことも大切です。パソコンだけでなく、スマートフォンからも回答できるのか、回答しやすいのかも確認しましょう。スマートフォンからもアクセスできれば、移動時間や出先でも回答してもらえます。
セキュリティが整っている
セキュリティ対策が整ったツールを選ぶことも重要です。名前や電話番号など、個人情報を回答してもらう場合もあるため、セキュリティ対策は必要不可欠です。データ漏洩防止や法規制の遵守、信頼性確保のために、企業は特に注意しましょう。
結果の集計が簡単である
アンケートを実施する際は、結果の集計がしやすいツールを選ぶことも大切です。アンケートは集めて終わりではなく、集計したものを分析する必要があります。集計結果がグラフで表示されたり、結果を可視化できたりするなど、集計機能が充実したものを選びましょう。
ネットリサーチシステム専用のオリジナル集計ソフト「QuickCross」は集計が簡単にできるため、おすすめです。
アンケートに関してよくある質問
アンケートを集める前に、アンケートそのものへの疑問点を解消しておく必要があります。ここでは、アンケートに関してよくある質問について解説します。
無料でアンケートは集められる?
無料で利用できるWebアンケート作成ツールは多く、なかにはテンプレートを用いて作成できるツールもあります。作成したアンケートフォームのURLをメールやSNSに載せれば、無料でアンケートを集めることが出来ます。
ただし、無料ツールを利用する場合、アンケート設計の自由度やデータ集計・分析機能に制限がかかったり、一部の機能は有料となるケースがある点には、留意しておきましょう。アンケートツールを探している方には、無料プランから始められる「Questant」の利用をおすすめします。
アンケートでやりがちな失敗は?
アンケートを集める際、もっともやりがちな失敗を押さえておくことも大切です。そこで、アンケート作成において、特にやりがちな失敗するポイントを以下に2点があげました。
- 質問ごとの目的が定まっていない
- 質問の仕方、回答形式、対象者などが不適切である
このような場合、本来知りたかった事が漏れてしまったり、せっかくアンケートの回答が集まっても分析に使えないとということが発生する可能性があります。このような失敗を防ぐには、調査自体や質問ごとの分析目的を決めておくことが大切です。アンケート内容に関しては、複数人でチェックして適切な聞き方になっているかを確認しましょう。
株式会社マクロミルの「アンケート調査(ネットリサーチ)」がおすすめ
アンケートを集めるなら、株式会社マクロミルの「アンケート調査(ネットリサーチ)」がおすすめです。以下では、サービス内容について解説します。
「アンケート調査(ネットリサーチ)」のサービス内容
「アンケート調査(ネットリサーチ)」は、業界トップクラスの調査実績を誇る、オンライン型アンケートです。国内約3,600万人へのアンケートの実施が可能です。専任スタッフからの手厚いサポートを受けられるため、アンケート調査が初めての人も安心して利用できます。
まとめ
アンケートを集める方法は、オンラインやオフラインなど、多岐にわたります。自社の状況や調査目的に合った方法を選択しましょう。効率的にアンケートを集計したい場合は、ツールを活用することをおすすめします。
株式会社マクロミルでは、オンラインリサーチとデジタルマーケティングリサーチを中心に、多様な社会・消費者ニーズを分析し、クライアントに的確な消費者インサイトを提供しています。自社のマーケティングリサーチに対してお悩みの方は、以下の資料を参考にしてください。
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