消費者購買履歴データQPR™を活かした営業活動・マーケティング施策
- サービス
- デジタル&データマーケティング
2024/6/13(木)
株式会社バンダイ様
キャラクター事業を根幹とした玩具、模型、玩具菓子、自動販売機用商品、カード、アパレル、生活用品、文具等の製造販売
今回は株式会社バンダイ キャンディ事業部 菓子事業チーム アシスタントマネージャー 水野英則様に消費者購買履歴データQPR™の活用を通じた取組みについてお話を伺いました。
消費者購買履歴データQPR™とは
全国3.5万人(※)のモニタにバーコードリーダーを貸与して日々の購買データを収集・分析し、商品購入実態をリサーチします。QPR™モニタの購買情報と意識調査を組み合わせた日本初のオンラインシングルソースデータです。食品、飲料、化粧品、生活用品など実際の購買データに基づく購入者像の把握、購買トレンドの分析にご活用いただけます。
消費財(FMCG)カテゴリー商品の仮説構築データとして多くのお客様にご利用いただいています。アンケートを実施して、「なぜ」購入したのかという意識データを聴取することも可能。 購買データと意識データを掛け合わせた分析も行えます。
ダッシュボードプランのQPR TRACEは、オンライン分析システムの年間契約サービス。契約カテゴリーにおいて定型化された集計レポートがいつでも出力可能です。
※モニタ数は2024年5月末時点の数字
- 課題
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- バンダイ様キャンディ事業部において、市場全体や競合商品の購買状況を継続的に把握したいと考えていた
- 上記を踏まえて、顧客の動向に対応した営業活動やマーケティング施策の意思決定を行うことにご課題があった
- 目的
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- ビジネス意思決定に足る一定の信頼性と安定性のある 消費者購買データで、マーケット・トレンドやチャネル(業態・チェーン)、顧客動向の分析を行いたい
- 結果
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- QPR™のデータを活用されたデータに基づく事業活動意思決定の推進
- 企画、戦略、流通商談、商品開発と様々なシーンでのデータ利活用
チームのミッション:小売業界の課題を理解し、菓子市場の拡大を目指す
―組織体制と役割、ミッションについてお伺いできますでしょうか
私たちはバンダイのキャンディ事業部の中で、玩具などのおまけが付属しないチョコやグミといった純菓子商材の企画・開発・ブランディングの役割を担っています。
多様化する市場において自社ブランドの拡大、ひいては菓子市場全体の拡大を見据えて日々戦略を考えています。
キャンディ事業部 菓子事業チーム アシスタントマネージャー 水野英則様
―QPR™の発注に至った背景や、弊社にご相談いただいた経緯についてお聞かせください
POSデータや自社に関するデータはあったのですが、市場全体を捉えるためには他社、小売業界のデータが必要と考え導入検討を始めました。
マクロミルへ相談した経緯は、前職でQPR™の利用経験があり使いやすいと感じていたからです。まずはQPR TRACEから出力した結果で自社ブランドの分析結果を社内へ共有し、必要性を社内関係者が理解した上で導入へ進めました。
データ利活用を通じて:商品売り込み型から提案型の営業へ
―データを使って実際に起きたアクションはどのようなことがございますか
小売業界のお客様に向けて市場分析をして課題を抽出し、メーカーとして課題解決のお手伝いができるような提案を行いました。
バンダイはキャラクター商品が強く今までは流行を意識した商品を提案することが多かったのですが、自社商品を売り込むことだけを考えず小売業界のお客様にとって有益になる情報を提供出来るようにしています。
このように情報共有や提案をしていくうちに、小売業界のお客様の方から今抱えている課題や疑問を話してくださるようになり、より良い関係を築く事が出来ていると感じます。
写真左からキャラパキ発掘恐竜チョコ、釣りグミ
QPR™のデータを活用し作成されたレポートの一例。業態ごとに購入者の年代を分析するなど消費者像を分かりやすく顧客へ伝えている
利用浸透のために:現場から活用推進、ツールの使いやすさとサポートをフル活用
―マクロミルと取り組みを通じて感じたマクロミルの強みや印象はいかがでしたか
QPR TRACEは初めて使う人にとっても分かりやすいインターフェースとグラフの見た目が良く、他社よりも圧倒的に使いやすいと感じます。
そしてカスタマーサポートのスタッフが我々の視点に立って共に考えて頂けるような親身な対応をしてくれる事が非常に良かったです。
―貴社内における影響や皆様の周辺に対するお声はいかがでしょうか
特に現場の営業が小売業界のお客様への提案・案内に使うことに強く必要性を実感できているようです、若手からどんどん活用しています。
我々のチームも営業と一緒になって提案資料の作成をサポートすることもあります。
開発においても企画の方向性を考える際に、購入者属性や市場トレンドなどデータ分析した結果を用いて提案するなど部署横断で積極的に活用しています。
―今後のQPR TRACEデータ活用の展望についてお聞かせ頂ければ幸いです
小売業界についての分析をさらに深めていきたいです。菓子市場全体の流れや業態ごとの課題が明確になれば、さらに課題解決のための商品企画や提案が出来るようになると考えています。
今後の展望と期待:より詳細な分析を通して市場、消費者への解像度を上げる
―弊社サービスへのこれからの期待や要望をお聞かせください
カスタマーサポートの対応は多少粗い内容でも前向きに相談に乗ってくれています。この点はとても助かっておりますので、今後もぜひよろしくお願いします。
また、今後はより細かな分析が出来るように、小売業界のチェーンの中を今よりも細分化したカテゴリーで分析できるようになることを期待しています。
他にも一般的な菓子カテゴリーとは異なる「駄菓子」などオリジナルの商品カテゴリーでの分析が出来るようになること、そして子ども向け菓子においては親の購買や消費データが主となっていますが、親ではなく子ども自身のニーズを把握できるようにしていきたいです。
―弊社への相談を検討している他社様へ向けメッセージがあればお聞かせください
消費者の多様化が進む昨今では市場や自社・他社情報、POS情報、消費者パネルなど複数の情報をあわせて業界を立体的に見ることが必要です。これが出来ると新たな課題や解決策が出てくると実感しています。
引き続き多様な分析を通じて菓子市場の拡大に寄与していきたいと考えています。
―本日はありがとうございました
こちらの事例でご紹介したサービス
消費者購買履歴データ QPR™ >
全国3.5万人の消費者パネルから、日々の購買データを収集・分析。POSでは見えない「いつ、どこで、誰が、何を、いくつ、いくらで、誰のために」購入したかを把握できます。購入者像の把握、購買トレンドの分析などにご活用いただけます。
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