アンケートの5段階評価とは?分析方法、実施するメリットなども分かりやすく解説

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2024/12/4(水)

アンケートにおける「5段階評価」とは、5段階に分けた選択肢を準備し、評価することです。この記事では、5段階評価でアンケートを実施するメリット・デメリット、5段階評価のアンケートを分析する方法について解説します。顧客満足度調査においては5段階評価以外の方法も解説しているので、アンケートを実施する際の参考にしてください。

アンケートにおける「5段階評価」とは

アンケートにおける「5段階評価」とは

アンケートにおける「5段階評価」は、「満足」「やや満足」「どちらともいえない」「やや不満」「不満」といった5段階の評価項目を準備し、評価することです。この評価項目は「リッカート尺度」とも呼ばれます。また、評価の段階を準備し計測することの総称を評定尺度法と呼びます。

5段階評価は、自社サービスの顧客に対して満足度を調査する際や、新商品を開発するときにコンセプトを提示し購入意向度を調べる際などに使われています。

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5段階評価でアンケートを実施するメリット

5段階評価でアンケートを実施するメリット

5段階評価でアンケートを実施するメリットを、回答者側と評価者側に分けて解説します。

【回答者側】率直な意見を回答しやすい

5段階評価を用いたアンケートには、中立的な選択肢があるため、回答者は率直な意見を回答しやすいことがメリットです。

また、中立的な選択肢があると、回答者の心理的負担を軽減することが可能です。回答者のことを考慮する場合には、中立の選択肢を含む5段階などの段階的な評価を採用するのが望ましいでしょう。

【評価者側】平均値を求められる

評価者側のメリットは、平均値を求められる点です。はい、いいえなどの2択の質問よりも、5段階評価の方がデータのバランスをとりやすく、分析時に平均値を出しやすくなります。複数の項目で平均値を出し比較することで、改善点を見つけ出しサービス向上に繋げやすい点もメリットです。

また、はい、いいえなどの2択の質問では把握できない「中間層がどのくらいいるのか」を把握するためのデータを得られる点も、5段階評価のメリットといえるでしょう。

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5段階評価でアンケートを実施するデメリット

5段階評価でアンケートを実施するデメリット

5段階評価でアンケートを実施する際には、メリットがある反面、デメリットも生じます。ここでは、評価者側のデメリットについて解説します。

【評価者側】中央値に回答が集中しやすい

中立的な選択肢があることで、中央値に回答が集中しやすい傾向があり、これは5段階評価でアンケートを実施するデメリットといえます。中央値に回答が集中することにより、「満足」「不満足」どちらの傾向があるのか把握できず、改善点を発見しにくくなるでしょう。

また、評価制度が部分的に機能しなくなる点もデメリットです。「どちらともいえない」を選ぶ人のなかには、中立的な立場だけでなく、「どうでもいい」「よく分からない」という基準で選ぶ場合もあります。回答者の意図が個々に異なることで、回答結果にひずみを生じさせる可能性もあるでしょう。質問する内容によっては、「よく分からない」や「評価できない」などの選択肢も設けておくことが必要です。

5段階評価のアンケートを分析する方法

5段階評価のアンケートを分析する方法

「満足」「やや満足」の結果を足して「満足・計」や「TOP2」などと表記し、満足している人の割合を示す数値を用いて、分析する方法があります。また、満足度を高めるために、「満足」「やや満足」を選ばなかった回答者の不満ポイントや意見を確認し、改善点を洗い出す方法も有効です。自社の目的に合った分析方法を選びましょう。

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また、顧客の要望に合わせてアンケート内容をカスタマイズできるため、自社に合ったアンケートの実施が可能です。

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まとめ

まとめ

アンケートにおける「5段階評価」とは、「満足」「やや満足」「どちらともいえない」「やや不満」「不満」の5段階の評価項目をもとに、評価することです。5段階評価のアンケートは、回答者・評価者に両者にとってメリットが得られるアンケート形式です。

株式会社マクロミルでは、オンラインリサーチデジタルマーケティングリサーチを通じて、多様な社会・消費者ニーズを分析し、クライアントに的確な消費者インサイトを提供しています。マーケティングリサーチについて詳しく知りたい人は、以下の資料をご覧ください。

監修

Macromill News 事務局

監修:株式会社マクロミル マーケティングユニット

20万人以上が登録するマーケティングメディア「Macromill News」を起点に、マーケティング知見や消費者インサイトに関わる情報を発信。

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