
東南アジアにおける電気自動車(EV)市場の現状理解にむけて、マクロミルが「日本、タイ、インドネシア、ベトナム」の4か国で実施した第2回目の調査結果をお届けします。
世界的に浸透が進んでいる電気自動車(EV)は、各国でどのように受け止められ変化しているのかをまとめています。
レポートサマリー
日本はハイブリッド車(HV)回帰、ベトナムはEVブームへ
日本のEV購入意向は前回調査から半減し4%に留まる一方、HVへの回帰傾向がより鮮明になっています 。対照的に、ベトナムでは60%もの人々がEV購入を希望しており、4か国中で唯一、明確な上昇トレンドを描いています 。タイやインドネシアで意向が頭打ちになる中、各国の市場フェーズの違いが浮き彫りとなる結果となりました 。

EV購入検討、「いつ買うか?」に見る各国の本気度
ベトナムの購入意向者は、過半数が「具体的に検討中」または「1年以内」と回答しており、実際の購買行動に近い層が厚いことが特徴です 。一方、日本では購入時期を「決めていない」とする層が6割を超え、関心はあるものの様子見の姿勢が続いています 。インドネシアでも購入の具体度は増しており、東南アジア各国での「本気度」の高まりが見て取れます 。

【インドネシア・ベトナム】デザイン・乗り心地でEVが圧倒的優位に
インドネシアとベトナムでは、デザインや乗り心地においてガソリン車よりもEVの方が優れていると評価する層が多数派を占めています 。特にベトナムでは、これまでガソリン車優位だった「加速性能」においてもEVの評価が急上昇し、走行性能への信頼が確立されつつあります 。ASEAN市場におけるEV受容性の高さが際立つデータです 。

EV普及国タイで顕在化した「新たな課題」とは?
EV普及が進むタイでは、「リセールバリュー(再販価値)」への不安が67%まで急上昇しています 。日本でも同様にリセールバリューへの懸念が高まっており、普及段階に入ると「資産価値」が新たなハードルになることが示唆されています 。単なる移動手段としての利便性だけでなく、手放す際の経済的損失をシビアに見積もる消費者が増えています 。

国ごとに異なる「EVを買う理由」
各国で「環境配慮」が重視される中、日本だけは「低燃費」が最重視されており、経済合理性をシビアに判断する独自の傾向が見られます 。一方、ベトナムでは「先進安全機能」が重要項目として順位を上げており、EVに対して環境性能だけでなく高度な安全スペックを求めるようになっています 。国ごとのニーズの違いは、マーケティング訴求を変えるべき重要なポイントと言えます。

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本ページの内容に加え、レポートでは以下についてもご確認いただけます。
- 年代別の購入意向データ詳細:若年層のEV離れが見られる国など、ターゲット層ごとの分析
- 「安全性」「コネクテッド」への詳細意識:自動運転やデジタル機能に対する各国の期待値とイメージギャップ
- 自動車に対する価値観分析:車を「移動手段」と見るか「ステータス」と見るか、国ごとの情緒的・機能的価値のポジショニングマップ
調査概要
- 調査対象
- 男女18歳以上で車を保有/運転する方
かつ、世帯年収/月収が一定水準以上の方 - 調査手法
- オンライン定量調査
- 集計期間
- 日本: 2024/11/21~11/26
タイ: 2024/11/21~11/29
インドネシア: 2024/11/22~11/29
ベトナム: 2024/11/22~11/29
▼前回の調査レポートはこちら
電気自動車(EV)の浸透状況 in 東南アジア!購入意向は日本がダントツで低い結果に
本記事では、東南アジアにおける電気自動車(EV)市場の現状理解にむけて、マクロミルが「日本、タイ、インドネシア、ベトナム」の4カ国に実施をした調査結果をお届けします。 世界的に浸透が進んでいる電気自動車(EV)は、各国でどのように受け止められているのか、このレポートから、以下の傾向がわかりました。 レポート結果抜粋 日本 EV購入意向は、4ヶ国中ダントツの最下位。 EVに対するイメージは「静かなイメージ」が強い。 タイ EV購入意向は、ベトナムと並び高い水準。 EVには「革新的なイメージ」を持ち、「走行性能」も重視。 インドネシア 年代が若いほどEVの購入意向が高い傾向。 EVの心配事としては…
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