
消費者物価指数高水準を記録。物価上昇に際したショッパーの変化とは
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- 市場調査レポート
2023年2月に総務省統計局より公表された消費者物価指数によると、エネルギー、生鮮食品を除く食料で物価の上昇が大きく見られました。
食料の物価上昇が生活にもたらす影響はエネルギーよりも深刻ですが、食料の値上げに対して消費者が取りうる対策は、エネルギーと比較して幅広いと考えられます。
今回、消費者は物価上昇にどのように対応したのか、食品における購買行動や購買意識の変化を消費者購買履歴「QPR」、QPRパネルへの意識アンケート「QPR-SCAPE」を分析しました。
物価上昇を経て購入業態はスーパーからドラッグストアやディスカウントストアへ
その背景には、店舗を見て回ったり、新商品や売れ筋の商品を購入しようという「買い物が楽しい」態度の低下がある。

価格を意識する層と機能的な買い物をする層の二極化が進んでいる
「買い物目的が明確な機能的ショッパー」「店頭価格に敏感なショッパー」「選ぶのも楽しみな買い物好きショッパー」が増加。また価格を意識する傾向も、全体として見ると高まりはないが、その特性が強い人数シェアは増加している。

消費者物価指数が上昇した食パンにおいてはショッパーによって対応が異なる
「買い物目的明確な機能的ショッパー」は、物価上昇を経ても購買の変化が小さかった。一方、「店頭価格に敏感なショッパー」の購入単価が変化しておらず、購入ブランドが変化した。価格によるブランド変更者とブランド選好者の二極化がうかがえる。

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- 調査概要
- 調査主体:マクロミル
- 調査方法:QPR
- 調査対象:QPRパネル 男女15-69歳
- 調査地域:全国
- 分析データ出所:総務省統計局 消費者物価指数、消費者購買履歴データ「QPR」、消費者購買履歴データパネル対象意識調査「QPR-SCAPE」
- 調査時期:分析テーマにより変動
- 対象者数:QPRモニタ30,000人(分析テーマおよび時期により変動)
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