
マクロミルと二松学舎大学の産学連携講座の一環として、1,100名超のZ世代の声をもとに、
海外旅行への関心や不安、価値観などを多角的に分析しました。
海外旅行に対するスタンスや志向性の違いから、Z世代を4つのタイプに分類。
それぞれの特徴や、海外旅行へのモチベーションやハードルなどを整理しています。
本レポートは、アウトバウンド需要の再活性化や、Z世代に向けたコミュニケーション戦略を考えるうえで、実務的なヒントを多数含んだ内容となっています。
ぜひダウンロードしてご覧ください。
レポートサマリー
1.Z世代は海外旅行をどう見ている? 「楽しい」だけではないリアルなイメージ
Z世代の海外旅行に関する意識を見ると、「海外旅行はお金がかかりすぎる」が73.5%、「海外旅行は時間がかかりすぎる」が62.2%、「海外旅行は不便である」が53.3%となりました。一方で、「海外旅行は面白い」は49.8%、「海外旅行は楽しい」は48.0%となっており、ポジティブな印象も一定程度見られます。
海外旅行に対して、期待だけでなく負担感もあわせ持っている様子がうかがえます。
また、Y世代と比べると、Z世代は周囲からの影響・プレッシャーを感じている割合が高い結果となりました。

2.Z世代が海外旅行で楽しみたいこと 「食・街歩き・買い物」に集まる関心
海外旅行でしてみたいこととして、Z世代では「その土地独特の食べ物や飲み物を味わう」が64.3%、「町歩き、都市観光を楽しむ」が63.9%、「ショッピングを楽しむ」が60.4%で上位となりました。
Y世代と比べると、Z世代は「コンサート、スポーツ観戦、観劇」「スポーツ・アウトドア活動」などコト消費志向が高い。Y世代のほうが「町歩き、都市観」「歴史的建造物」などへの興味が高い傾向。

3.関心があっても行くとは限らない Z世代の海外旅行タイプ別の差
Z世代を海外旅行に対する意識質問によってグループ分け(クラスター分析)を行い、4クラスターを採用しました。

「海外旅行関心あり」クラスターでは海外旅行への「興味あり」の割合が64.4%(クラスター②コト消費型)、70.8%(クラスター③不安ジレンマ型)となっています。ただし、実際に海外旅行へ行った割合は、クラスター③が19.4%で、「関心なし層」のクラスター④より低い状況でした。海外旅行への関心の高さが、そのまま実際の渡航行動につながるとは限らないと言えそうです。

4.Z世代の海外旅行意識はタイプでどう違う? 因子得点で見る4クラスターの特徴
4つのクラスターごとに「海外旅行肯定因子」「海外旅行圧力因子」「時間・金銭不足因子」などの因子得点を整理しました。これにより、関心の高低だけでなく、不安や負担、旅行に求める内容の違いまで含めて、タイプごとの特徴が確認できます。
「②海外旅行関心ありコト消費型」は、「海外旅行肯定因子」「海外旅行圧力因子」が共に高く、自らの興味に加えて周囲の動向の影響や圧力も高く感じている様子です
「③海外旅行関心あり不安ジレンマ型」は、「海外旅行肯定因子」は高いものの、「海外旅行圧力因子」は低く、ただし②より各種の不安などの阻害要因を高く感じている結果となりました。

5.旅行先選びの基準もタイプで変わる Z世代の海外旅行クラスター別・目的地選定軸
クラスター別に旅行先の重視点を見ると、「①海外旅行関心なし不安・負担回避型」では「日本からの行きやすさ」63.9%、「宿泊施設の利用しやすさ、質」55.5%が高く、利便性に対する重視点が高い傾向があります。一方、「現地のお祭り、特別なイベント」「ゆかりの地」「スポーツ、レジャーの機会」など、コト消費に関する点は全クラスターの中で最も低い状況です。コト消費に関する点は「②海外旅行関心ありコト消費型」が高い傾向となっており、クラスターによって重視点の傾向にも違いが見られました。

本ページで公開した内容に加え、以下の詳細データを閲覧いただけます。ぜひダウンロードして詳しくご覧ください。
- 海外旅行の阻害要因を構成する因子分析の詳細
- クラスター別に見る趣味・興味関心や価値観の違い
- Z世代が国内旅行に求めるもの など
調査概要
- 調査時期
- 2024年12月6日(金)~7日(土)
- 調査対象
- 男女18~44歳
- 対象エリア
- 全国
- 有効回答
- 1,650人
- 調査期間
- インターネット調査
- 調査主体
- マクロミル
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