アクセスログの確認方法｜Webサイトのアクセスログを確認するメリットも解説

アクセスログとは何か？

アクセスログを有効活用するには、そもそも「アクセスログとは何か？」という基本を理解する必要があります。以下では、アクセスログの意味や概要を解説します。

アクセスログとは外部からの操作や要求を記録したもの

アクセスログとは、機器・ソフト・ファイルサーバー・Webサイトなどに対して、外部からの操作や要求を記録したデータベースおよびファイルを指します。特定の媒体において、どのような操作がされたのか、どこからアクセスしたのかなど、さまざまな情報を収集できます。アクセスログは定められた形式に則り、時系列順に記録されるのが一般的です。

「いつ」「どこから」「誰が」「どんな操作をしたのか」が記録されているため、トラブルの発生原因を突き止めたり、不正な操作を把握したりといったときにアクセスログが役立ちます。

アクセスログに記録される情報の種

アクセスログに記録される情報には、例えば以下のものがあります。

アクセスログを取得する主な目的

アクセスログを取得する際には、いくつかの目的があります。事前にそれぞれの目的を確認し、いざというときに対応できるように備えることも重要です。以下では、アクセスログを取得する基本的な目的を紹介します。

不正アクセスを発見する

記録されたアクセスログを確認することで、不正アクセスの兆候や不審な行動を発見できる可能性が高まります。不審な行動がみつかった場合には、アクセス元を突き止めてブロックするなどの対策が可能です。不正アクセスが発生すると、どのような被害が遭ったのか、何が原因なのかなど、調べることが増えて対処が複雑化します。

そこでアクセスログを取得し、不正アクセスの早期発見に努めて、事前に対処することが重要です。

コンプライアンスの確認や法的な証拠になる

アクセスログは、コンプライアンスの確認や法的な証拠として利用できる情報です。アクセスログを提供して、監査人や規制当局とコンプライアンスの詳細を確認するケースもあります。また、内部犯による情報の持ち出しが発生した場合に、アクセスログの内容が証拠になることも多いです。

エラーの原因確認やパフォーマンス向上につながる

サーバーにエラーが発生する原因の究明やパフォーマンス向上に、アクセスログの情報が役立つことがあります。例えばアクセスログを確認して現状を把握し、Webサーバーを最適化して、ユーザーの利便性を高める効果を引き出すなどの方法が考えられます。

アクセスログの確認方法を解説

アクセスログを有効利用するためには、確認方法の把握が必要です。具体的な確認方法をチェックし、いつでも情報を取得できるように準備することもポイントになるでしょう。以下では、アクセスログの確認方法を解説します。

ファイルサーバーのアクセスログを確認する方法

ファイルサーバーのアクセスログは、各パソコンから確認が可能です。Windowsの場合には、「コンピュータ管理」から「Windowsログ」を選択すれば確認できます。（バージョンによって変わる可能性があります）確認したアクセスログは、イベントビューアー形式で保存が可能です。

Webサーバーのアクセスログを確認する方法

Webサーバーのアクセスログは、個人や専門的な知見を持つ従業員のいない企業で確認するのは、やや難しいといえます。そのため専門サービスに依頼して、Webサーバーのアクセスログを確認・分析してもらう方法がおすすめです。例えば「マクロミル」では、「Webアクセスログ分析サービス」を提供しています。

Webサイトのアクセスログに着目し、顧客理解を深めてマーケティングデータとしての活用をサポートします。Webサイトを利用するユーザーのペルソナ分析や、配信する広告の内容を最適なものにするなど、さまざまなメリットを提供します。

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ログ管理システムで確認する方法

ファイルサーバーのアクセスログを個別で確認すると、業務負担が大きくなります。そこで「ログ管理システム」を導入し、自動化する方法も考えられます。従業員をコア業務に集中させるために、ログ管理システムの活用を検討するのも1つの方法です。

ログ管理システムとは？

ログ管理システムとは、アクセスログの管理に特化したシステムのことを指します。ログの取得、一元管理、不正なログの検出と報告などが、自動で行われます。従業員が目視で1つずつ確認する必要がなくなるため、アクセスログのチェックにかかるリソースを別の業務に振り分けられます。

アクセスログの確認時におけるポイント・注意点

アクセスログの確認時には、いくつかのポイントと注意点があります。正確にアクセスログを管理・確認するためにも、それらを把握しておくことが重要です。以下では、アクセスログを確認する際のポイントと、注意点について解説します。

アクセスログの確認時にはシステムの時計を同期しておく

アクセスログを確認する際には、システムの時計を同期しておく必要があります。時刻が同期されていないと、ログに記録された時刻にズレが生じ、正しい分析ができない可能性があります。時計の同期方法を確認し、準備をしたうえでアクセスログをチェックしましょう。

アクセスログのバックアップを実施する

アクセスログのデータは、バックアップしておく必要があります。万が一不正アクセスなどの問題を発見した場合、アクセスログをバックアップしておけば、証拠として管理できます。バックアップを定期的に実施し、データを管理する専用の環境を用意することが、アクセスログを有効活用するためのポイントです。

Webサイトのアクセスログを確認するメリット

Webサイトのアクセスログを確認することには、管理者・運営企業にとって多くのメリットがあります。具体的なメリットを把握し、今後の事業活動に活かすこともポイントになります。以下では、Webサイトのアクセスログを確認する主なメリットを紹介します。

Webサイトのアクセスログを確認するメリット1.Webサイトに訪れた顧客の行動を把握できる

Webサイトのアクセスログは、サイトに訪れた顧客の行動を把握する情報として利用できます。Webサイト内でユーザーがどのような行動をしたのかを把握できれば、興味や関心を把握できる可能性があります。Webユーザーの興味・関心にあわせてコンテンツを充実させていけば、より多くのアクセス数を獲得できる可能性があります。

また、専門のサービスを使うことで、どのページへのアクセスが多いのか、どんなパターンでアクセスしているのかも分かります。詳細な分析を実施したい場合には、専門サービスへの委託を検討してみましょう。

Webサイトのアクセスログを確認するメリット2.マーケティングデータとして活用できる

アクセスログは、マーケティングデータとしても活用できます。アクセスログを分析して顧客の興味・関心を把握することで、具体的なマーケティング施策の考案につなげられます。Webマーケティングの方向性や方針を決める際の情報源としても、アクセスログは役立ちます。

Webサイトのアクセスログを確認・分析するのなら「マクロミル」がおすすめ

Webサイトのアクセスログを取得し、分析まで実施するのなら、「マクロミル」のサービスがおすすめです。「マクロミル」が提供する「Webアクセスログ分析サービス」では、アクセスログが保有する多くの情報を正確に分析し、マーケティングに活かせる形に整えます。

例えばパーミッション取得済みのデジタル計測モニタから、自然なWeb行動のアクセスログを収集し、分析に活用します。また、アクセスログをマーケティングデータとして分析し、ターゲットが日頃どのようなWebサイトにアクセスしているのか把握して、興味・関心を詳細に確認可能です。

アクセスログを事業に活かす際には、「マクロミル」のサービスをぜひご検討ください。

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まとめ

さまざまな情報を保有するアクセスログは、マーケティング事業に応用するデータとして活用するなど、多くの使い道があります。アクセスログの詳細を把握し、正しい情報を確認する方法を理解できれば、あらゆる機会に役立てられるでしょう。この機会にアクセスログの基本と、その有用性をチェックしてみてください。

アクセスログをより深くまで分析し、マーケティング活動に使うことを考えるのなら、「マクロミル」にご相談ください。「マクロミル」はアクセスログの取得と分析を実施し、マーケティングに使用するための形に整えるサポートが可能です。