
2023年10月に酒税改正が行われ、店頭価格はビールが値下げ、新ジャンルが値上げとなりました。改正前には、「新ジャンルのまとめ買い」についての報道を目にしましたが、実際の購買状況はどうだったのでしょうか。
本記事ではマクロミルの消費者購買履歴データ「QPR」を活用し、2023年の酒税改正に伴ってビール類市場がどのように変化したのか、特にサブカテゴリ(ビール/発泡酒/新ジャンル)の動向に注目して分析したレポートをご紹介します。
23年10月の酒税改正を経て、以下のような変化がありました。
調査結果の一部抜粋
- 10月はビールの購買が拡大し、新ジャンルは縮小。
9月の買い貯め/買い控えを上回る変化が観察された。 - 「ビールと新ジャンルの併買」傾向が縮小。
一方で「発泡酒と新ジャンルの併買」傾向が強くなっていることから、缶単品購入者を中心に「複数のサブカテゴリ買い回り者」と「ビールのみ購入者」へ二分化の兆し。 - ブランド間の併買関係では、「新ジャンル・発泡酒」内の構造変化がうかがえた。

酒税変更におけるビール市場の変化 全26ページ
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- データ出所 ①消費者物価指数
- 総務省統計局 消費者物価指数
- 2020年基準消費者物価指数 長期時系列データ 品目別価格指数 全国 年平均
- 中分類指数(1970年~最新年)
- 品目別価格指数(1970年~最新年)
- データ出所 ②消費者購買履歴データ「QPR」(パネルスキャン型購買データ)
- 対象者:男女個人 15~69歳 ※60代の緩和で70-74歳含む
- サンプル割付:国勢調査準拠の割当法
- 対象カテゴリー:バーコードがついているもの全て
- 集計期間:2023年1月~2023年10月
- 期間有効モニタ―数:各月29223人~31302人
- 対象エリア:全国(沖縄除く)
- 調査主体:マクロミル
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