調査計画の立て方
調査計画を立てる際は、「マーケティング課題」と「リサーチ課題」を整理し、調査で明らかにできること(リサーチ可能な内容)を見極めることが大切です。 さらに、「調査背景」や「調査目的」を明確にすることも重要です。「調査計画書」を作成してみるのもよいでしょう。
「マーケティングリサーチ」の流れ
まずは、「マーケティングリサーチ」の流れをおさえましょう。

リサーチが成功するか/失敗するかの8割が「マーケティング課題の整理」~「調査企画」の段階で決まるといえます。
「マーケティング課題」と「リサーチ課題」の整理
マーケティングリサーチの最初のステップは、マーケティング課題をリサーチ課題に変換することです。
まずは、マーケティング課題を「調査できること(リサーチ可能な内容)」と「調査できないこと(リサーチではわからない内容)」に分類します。次に「調査できること」を、具体的な調査テーマに落とし込んでいきます。それぞれの調査テーマで調査を実施し、それぞれから得られた調査結果を総合することでマーケティング課題への回答を類推します。さらに、資料等で検討した「調査できないこと」の要因を加味して、最終的な結論を導いていきます。
「調査企画」を立てる
「マーケティング課題」と「リサーチ課題」が整理できたら、次はいよいよ「調査企画の立案」です。
調査企画を立てる(=調査設計)ということは、これから実施する調査について、
- 「なぜ調査を行うのか」
- 「誰を対象に調査するのか」
- 「調査で何を明らかにすべきか」
- 「どのような手法で実施すべきか」
- 「具体的に何を聞くのか」
- 「どのぐらいのサンプル数を回収するのか」
などを固めることを意味します。
より詳しく知りたい方は『マーケティングリサーチ虎の巻3』をご覧ください。