M-Forceの9segs^®メソッドを活用したブランド調査サービスを提供開始

マクロミルは、顧客企業のマーケティング課題の解決をワンストップで支援することを目的に「マクロミル・コンソーシアム」を2020年に設立しており、M-Forceをはじめとした複数の企業が参画しています。マクロミルとM-Forceは、マクロミルのマーケティングリサーチにおける強みと、M-Forceの独自の顧客起点マーケティングメソッドである「9segs®」とその運用ツール「9segs®analyzer」を生かし、共同研究やセミナーの開催、顧客企業の支援など、さまざまな取り組みを共に進めてきました。今回、新たな取り組みとして、M-Forceの認定パートナー企業となり、「9segs®」の導入・運用の支援にマクロミルがマーケティングリサーチ会社として初めて参画します。

これまでM-Forceが「9segs®」に基づく顧客起点マーケティングの運用ツール「9segs®analyzer」を顧客企業に提供する中で、その効果的な運用には、適切な調査の設計、結果の分析・考察や、それらを元にした戦略立案に対する提言が必要であるものの、顧客企業の多くがそのためのノウハウやリソース不足といった課題を抱えていることがわかりました。

こうした背景からマクロミルは、本制度への参画により、リサーチノウハウを有するマクロミルのリサーチャーが「9segs®」の認定エキスパートとなることで、「9segs®」メソッドを活用しながら、適切な調査設計・分析、戦略立案・施策実行をサポートし、顧客企業のマーケティング課題の解決をワンストップで支援することを目指します。

今回提供を開始する「9segs®×マクロミルブランド管理調査」は、ブランド調査に「9segs®」メソッドを活用することで、顧客にどのような価値を訴求し、行動変容を促していくのかという顧客戦略を導くことができる新たなサービスです。

「9segs®」は、顧客をセグメント別でデータ分析を行い、顧客解像度を高め、売上成長の戦略を導くメソッドですが、効果的に活用するには、セグメントを正しく分類、セグメント間での違いを明らかにし、データ取得だけでなく、その後の施策実行につながる示唆を得られる適切な設計と運用が必要です。

マクロミルは、これまで培ったリサーチノウハウを生かし、ブランド認知や購買行動、NPI®（次回購入意向／Next Purchase Intention）といったKPI指標によりセグメントを正しく分類し、「9segs®analyzer」を用いた最適なデータ分析と、顧客企業自身による「9segs®analyzer」活用のサポートを行います。顧客企業が「9segs®」を活用し、マーケティング効果を最大化するための、最適な調査設計から結果分析・レポート作成、その後の戦略立案・施策実行まで一気通貫でサポートします。

サービスページURL
https://www.macromill.com/service/online-research/9segs-brand-management/

今後は、「9segs®」とマクロミルが提供している多様なサービスを掛け合わせることで、さらに多角的なマーケティング課題解決の支援を展開していく予定です。

具体的には、本サービスで定めた顧客の解像度をより高めるための定性調査や、訴求する価値の評価を計るコンセプト調査を行います。また、上記の顧客データを当社のデジタル広告事業「Macromill Ads」に応用し、ターゲティング広告運用の最適化も実施予定です。

マクロミルは、顧客企業のリサーチ課題に留まらず、より上流からマーケティング課題全体の解決を支援するため、「総合マーケティング支援企業」へと事業モデルの変革を進めています。今後も、当社が保有する消費者パネルから得られるさまざまなデータを活用した革新的なサービスを提供し、マーケティングビジネス領域全体にイノベーションを拡げることを目指します。