マーケティング・リサーチ市場における一般的な市場調査は、郵送・電話・座談会等で消費者の意見を聴取する手法(オフライン・マーケティング・リサーチ)と、インターネットを活用してパネル(1)と質問・回答のやりとりを行う手法(オンライン・マーケティング・リサーチ)に大別されますが、当社は日本において他社に先駆けてオンライン・マーケティング・リサーチを開始し、日本におけるオンライン・マーケティング・リサーチ市場においてNo.1の市場シェアを有しております(2)。
日本における上記市場ポジションに加え、当社グループは総合マーケティングリサーチ企業として、日本において約130万人を超える良質な自社パネルを有するとともに、提携パネル(5)の活用により約90ヶ国にまたがるグローバル・パネル・ネットワークを有しております。
マーケティングリサーチ企業のソリューション力を決定づける要素の一つが、データラインアップです。パネルから得られる回答結果に、保有する独自のデータ群を組み合わせ、分析することで、消費者インサイト(3)を把握・抽出し、それを踏まえたソリューションを提供することが可能となります。
当社グループのデータラインアップは、TV視聴ログ、インターネット上のWEB閲覧ログ、EC購買ログ等の「行動データ」、パネルのアンケート回答から得られる購入理由や満足度といった「意識データ」、人口統計データや心理特性データを含む「属性データ」から構成されておりますが、上述のグローバル・パネル・ネットワークを活用することにより、当社グループの主要な顧客に対して、世界中の消費者インサイトを提供することが可能となっております。
オンラインリサーチは、顧客企業のリサーチニーズを反映した調査票をインターネット上で再現した後に、パネルへアンケートを依頼して回答を収集します。インターネットを活用することで、タイムリーかつ低価格なサービスが可能となっております。また、さらに深いインサイトを把握したい顧客に対しては、別途集計グラフ・調査レポートを作成して納品しております。また、オンラインリサーチ以外にも多彩な調査サービスを提供しており、顧客の意思決定に貢献する様々なソリューションの提供を実現しております。パネルには、アンケート回答の謝礼としてポイントを付与しております。
これら一連のソリューションを、データ納品のみを行う最も短い案件では24時間、標準的には実査の開始から1週間程度で提供しております。