「マクロミル・コンソーシアム(MC)」の設立に関するお知らせ
~ 創業20周年、顧客企業のマーケティング課題の解決をワンストップで支援する新たな取組みを開始 ~

株式会社マクロミル
(コード番号:3978 東証一部)

株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役社長 グローバルCEO:スコット・アーンスト 以下、当社)は、1月31日に創業20周年を迎えました。当社は、インターネットが普及し始めた2000年初頭に、「ネットリサーチ」という新しいマーケティング・リサーチ・ソリューションの提供を開始して以降、世の中の最新テクノロジーをいち早く取り入れたサービスの開発・展開を心がけてきました。創業20周年を迎えるにあたり、2019年8月7日に発表した中期経営計画に掲げた「マクロミルの『リサーチ』 X 『DATA』の会社への進化」を加速させるため、下記の参画企業と共に、「マクロミル・コンソーシアム(MC)」を設立することにしましたのでお知らせいたします。

1. 設立の目的

IT・モバイル機器の発展・普及などに伴い、消費者と企業との接点(タッチポイント)が増加しています。これにより、顧客企業においては、複雑化するマーケティング課題を解決に導くため、Big Data、AI、マーケティングツール等の利活用が急速に進んでいます。

また、個人情報の保護やプライバシーに配慮したデータの取扱いが最重視される中で、デジタル・マーケティング領域のテクノロジーに対するナレッジ不足や、その企画・運用ができる人材の不足が深刻化するなど、顧客企業のマーケティング課題の解決は、信頼できるパートナーなしでは困難になっています。

当社は、消費者パネルからオンライン・リサーチを通じて取得できる意識データ(ブランドや製品の認知・選好理由など)に加えて、様々な行動データ(購買情報、広告接触履歴、インターネット・アクセス・ログ、位置情報など)を取得することができます。また、それらの多様なデータを、属性データ(性別・年齢・居住地など)と紐づけて一元的に管理、提供できる点を強みとしています。加えて、十分な規模の消費者パネルを確保しているため、多くの場合、顧客企業が持つ自社ユーザー・データの中に当社の消費者パネルが含まれており、顧客企業が活用するBig Dataや、AI、マーケティングツールと併用することで、その効果や精度を高めることが可能です。

こうした状況のもと、当社では、これまでに培った強みを活かし、顧客企業のマーケティングを成功に導くため、リサーチの枠を超えて、あらゆるマーケティング課題の解決に共に取組む「信頼できるパートナー」となることを目指しています。このため、当社内においては、データを統合的に扱う部門及びビジネス・アナリティクスを専門とする部門を強化するとともに、コンサルティング業務の専門チームを新設するなど、「マクロミルの『リサーチ』 X 『DATA』の会社への進化」を目指した取組みを進めています。

その取組みの一環として、外部企業とのアライアンスを通じた体制づくりも必要だと考え、このたび、主にデータ / マーケティング・コンサルティング領域において独自の専門性と強みをもつ企業と共に「マクロミル・コンソーシアム(MC)」を設立することにしました。

同コンソーシアムは、複雑さを増す顧客企業のマーケティング課題の解決をワンストップで支援いたします。

同コンソーシアムの設立により、参画企業においては、国内外で計4,000社を超える当社顧客企業に対してアクセスが可能になります。また当社においては、内部及び外部のリソースや技術を有機的に結合させることで、現在の市場環境の下で顧客企業のマーケティングを成功に導くために必要なケイパビリティの拡大と、新たなソリューションの提供が可能になると考えています。

当社は、このような取組みを通じて、「マクロミルの『リサーチ』 X 『DATA』の会社への進化」を加速いたします。

2. 「マクロミル・コンソーシアム(MC)」について

マクロミル・コンソーシアム(MC)は、当面の間、以下に取組む方針です。

(1)共催セミナーの実施

同コンソーシアム参画企業各社とマクロミルは、共同で当社の顧客企業などを対象としたセミナーを定期的に開催します。当該セミナーを通じて、当社顧客に対して参画企業各社のケイパビリティを幅広にご紹介し、その活用に向けたきっかけづくりの場としてご活用頂きたいと考えています。

(2)当社顧客との個別案件における協業・協働の実施

同コンソーシアム参画企業各社とマクロミルは、共同で当社顧客の個別案件における協業・協働活動を行います。当社は国内外において4,000社超の企業と取引関係があり、コンソーシアム参画企業にとっては、営業負荷を軽減することが可能である一方、当社にとっては高難易度案件の対応力を高めること、協業・協働の結果として新たな売上収益の計上や、各種リサーチ・サービスの受注拡大が可能になると考えています。

(3) 当社従業員のコンソーシアム参画企業への出向

当社従業員をコンソーシアム参画企業に出向させることで、当社と各社との協業・協働をより円滑にさせると同時に、当社従業員のデータ / マーケティング・コンサルティング領域の現場における問題解決スキルの向上を目指します。

上記取組みを通じ、当社とマクロミル・コンソーシアム(MC)の参画企業は、お互いにWin-Winな関係を構築することを目指します。なお、当該取組みの概念図は以下の通りです。

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マクロミル・コンソーシアム(MC)の取組概念図

3. 参画企業の概要 (設立年の順に掲載)

(1)株式会社Bloom&Co.

商号
株式会社Bloom&Co.
株式会社Bloom&Co.
代表者とその略歴
代表取締役 彌野 泰弘
P&Gにて、日本・シンガポール・スイスなどで多国籍なチームメンバーと共にマーケティング戦略の策定・実行をリード。その後、DeNAの執行役員マーケティング本部本部長として、モバイルゲーム事業、EC事業、スポーツ事業や、コーポレートブランドの刷新も含めた全社のマーケティング活動を統括。2015年にBloom&Co.を設立
所在地
東京都渋谷区
設立
2015年4月
主な事業
マーケティングを中心とした事業成長のための戦略策定、および実行のアドバイザリー
URL
https://www.bloom-and-co.com/

(2)Marketing Force株式会社

商号
Marketing Force株式会社
株式会社Bloom&Co.
代表者とその略歴
代表取締役 長 祐
P&Gにて新製品開発における製品・コンセプト調査をリード。多岐に渡るカテゴリーのブランドマネージャーを歴任した後、化粧品事業の日本責任者として停滞していたビジネスを急成長させる。同社執行役員に就任後、BRAUNをはじめとする家電事業全体の事業代表としてビジネスモデルの転換に尽力。2019年よりMarketing Force株式会社代表取締役に就任。
所在地
東京都渋谷区
設立
2019年1月
主な事業
マーケティング戦略策定のメソドロジー開発、およびツールの開発・提供
URL
https://mktgforce.com/

4. 設立及び今後の日程

「マクロミル・コンソーシアム(MC)」は1月31日に設立され、今後、当社は同コンソーシアムの参画企業と共に、当社の顧客企業のマーケティング課題をワンストップで支援する新たな取組みを開始いたします。

なお、当社は上記の参画企業以外に複数の候補企業と同コンソーシアムへの参画に向けた協議を継続しています。今後、新たに参画企業が決定した際には別途お知らせする予定です。

また前述のとおり、同コンソーシアムの参画企業各社と当社は共同で当社の顧客企業などを対象としたセミナーを定期的に開催する予定です。その第一弾として、2020年2月14日にMarketing Force社との共催セミナーを開催いたします。詳細は別紙同セミナーのご案内を参照下さい。

5. 今後の見通し

本件に伴う当社業績への影響は現時点では限定的ではあるものの、その将来展開も含めた影響は現時点では見積もりが困難であり、今後の進捗状況に応じて、開示すべきものがあれば追って開示を行います。

以 上

本件に関するお問い合わせ先

IRに関するお問い合わせ先

IR・ステークホルダーズコミュニケーション室 高橋
TEL:03-6716-0706 お問い合わせ

報道関係からのお問い合わせ先

コミュニケーションデザイン本部 青木
TEL:03-6716-0707 お問い合わせ