- トレードオフを明らかにする聴取方法を用いることで、重視度、選好度などの評価の差が項目間、
回答者間でより顕著に表れます - トレードオフのある状態で回答させるため(「最も○○な項目」、「最も○○でない項目」を1つずつ選択させる)、尺度法と比較すると、より重要な要素、より重要でない要素が際立つ結果が得られます。
そのため、MaxDiff法のスコアを使ってセグメンテーションを行うと、特徴が際立ったセグメント開発が可能になります。
トレードオフを明らかにし、消費者の嗜好や選好の差をより明確に把握するためのデータ聴取方法です。マーケティング意思決定を強力に支援します。
- 回答者に与えるバイアスが少ない、国際調査にも最適
- シンプルに「最も○○な項目」と「最も○○でない項目」を聴くだけなので、選択肢表現によるバイアスが少なく、且つ、個人の回答傾向によるバイアスが低減されます。国内のみならず、国民性などによる回答傾向のバイアスも排除できるため、国際調査における国別比較も行いやすくなります。
- 他の聴取方法と比較して、回答負荷が低く、高精度な回答が得られます
- 単純に評価項目のなかから「最も○○な項目」と「最も○○でない項目」を選択させるだけのため、定和法と比較した場合、質的な回答負荷が低くなります。また、階層ベイズ法を用いて各回答者のスコアを推定するため、特に評価項目が多い場合は、一対比較法と比較すると量的な負荷が軽く、精度が高くなります。
- 多数の評価項目にも対応が可能
- 他の聴取方法と比較して、評価項目が多数の場合も、前述の「評価の差が明確」「回答者負担が低い」といったメリットを享受できます。
こんなシーンでご利用できます
- 製品企画において、製品機能の優先順位を明らかにしたいとき。
- ニーズ分析において、「重要な要素」と「犠牲にすることができる要素」を明確にしたいとき。
- 広告制作時に、ターゲット顧客にとってより重要、より魅力的な訴求メッセージを絞り込みたいとき。
- 製品のコンセプト評価において、ターゲットにとって最も受容性の高いタイプを絞り込みたいとき。
- ブランドの選好度から、自社や競合のポジショニングを見極めたいとき。
- その他、MaxDiff法は様々な商材や用途にご活用いただけます。特に、評価が「重視する」や「どちらともいえない」などに集中してしまいがちなケースに有用です。
さっそくデモでMaxDiffを試してみる
画面イメージ
多数の評価項目から、いくつかの項目を回答者に提示し、そのなかで、「最も重要なもの」「最も重要でないもの」をそれぞれ1つずつ選択してもらいます。
アウトプットイ メージ画面イメージ
これを複数回繰り返します。一度に提示する項目数と質問数は、評価項目の総数に応じて適切な数を設定します。
各項目が「最も重要」「最も重要でない」と回答された率から、項目ごとの評価得点を算出します。
※選択肢表現は調査目的に応じて変更可能です。
スケジュール
スケジュールは、調査票の仕様(設問数・ロジック内容・修正回数など)/サンプル数により、変動いたします。
あらかじめご了承ください。詳細なスケジュールにつきましては、営業担当もしくは運用担当者にご相談ください。
※最短スケジュールイメージ