東京 終了
主催 | 株式会社マクロミル |
日時・場所 | 2013年10月30日(水) 東京開催 |
コンテンツ | 1.業態別にみた市場全体の動き — 上半期の特徴理解 — 2.計画/非計画購買調査からみたチェーンの特徴とその対応 1)業態・チェーン別計画・非計画購買の実態 2)計画・非計画購買調査×購買データ 3.セブンイレブンの強さを明らかにする (株式会社マクロミル シニアアナリスト 上田雅夫) |
2013月10月30日、株式会社マクロミルは品川本社にて、QPR活用セミナー『ショッパー行動分析セミナー ~購買の計画性に注目したチェーンの特徴とセブンイレブン分析~』を開催しました。
本セミナーでは、株式会社マクロミル保有の「消費者購買履歴データ QPR™」を活用し、2012年上半期(2012年3月~2012年8月)と、2013年上半期(2013年3月~2013年8月)の購買行動の比較を行うことで、最近のショッパーの特徴を業態別・テーマ別に分析した結果をご紹介しました。
2012年上期から2013年上期にかけて、100人当たり購入金額(市場規模の指標)が伸長しているのは、「コンビニエンスストア」「薬粧店・ドラッグストア」「通信販売」でした。「スーパー」は、2012年から大きな変化が見られない結果でした。
要因別に集計を行い、市場の伸長要因を探ったところ、「コンビニエンスストア」「薬粧店・ドラッグストア」は、購入者当たり購入回数(回/人)が伸びているため、「通信販売」は、購入者当たり購入回数(回/人)、および、1回当たり購入数量(個/回・人)がともに伸びていることに起因していることが明らかになりました。
1)業態・チェーン別計画・非計画購買の実態
本セミナーでは、チェーン別に購買の計画性の有無について分析しました。
その結果、【ブランド計画】率は分析対象の三業態の中では、「薬粧店・ドラッグストア」が最も高く、約45%にのぼり、「スーパー」における【ブランド計画】率は4割弱にとどまることが明らかになりました。また、各業態において、チェーン別の比較を行ったところ、「スーパー」では、価格訴求を行っているチェーンほど、【ブランド計画】の比率が高い傾向にありました。「コンビニエンスストア」では、「セイコーマート」「セブンイレブン」の【ブランド計画】率が高いという結果でした。「薬粧店・ドラッグストア」では、「スーパー」や「コンビニエンスストア」ほどはチェーン間の差が見られませんでした。その他、【カテゴリー計画】や【非計画購買】の商品選択理由等についても調査・分析を行いました。
2)計画・非計画購買調査×購買データ 計画/非計画購買率と、QPRで求めた指標をかけ合わせることで、「チェーン」「カテゴリー」「ブランド」の特徴を理解することができます。本セミナーでは、【ブランド計画率】と【カテゴリーヘビーユーザー率】や【チェーンロイヤルユーザー率】をかけ合わせることで、「カテゴリー・マネジメント」や「ポジショニング・マップ」への活用を行う例をご説明いたしました。
本セミナーでは、「セブンイレブン」について、QPRデータやQPR-Mill(QPRモニタに対して実施する意識調査、購買データとのかけ合わせが可能)のデータから読み取れる特徴や考察を紹介しました。
QPRデータの分析の結果、「セブンイレブン」は他のチェーンと比較し、ヘビーユーザー比率が高く、広い年代(特にシニア層)にも支持されているという結果が得られました。
また、「コンビニエンスストア」の利用理由として、「セブンイレブン」は、「オリジナルの弁当・総菜がおいしい」「店舗が清潔である」「店舗で商品が探しやすい」「プライベート・ブランドの商品が豊富」などの理由が他チェーンよりも高い結果が得られました。「セブンイレブン」は店舗と商品に対する満足度の高さがロイヤルティの源泉となっていることが示唆されます。
本セミナーの資料をご希望の方は、下記のメールアドレス宛てに、「2013年10月30日開催 QPR活用セミナー:ショッパー行動分析」と記載の上、ご連絡ください。
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