東京 終了

QPR活用セミナー
消費者購買履歴データQPRを用いたショッパー分析
~変化する利用業態、ライフスタイルを捉える~


開催概要


主催 株式会社マクロミル
日時・場所 2013年6月19日(水) 東京開催
コンテンツ 1.業態別にみた市場全体の動き
―市場の変化を捉える:コンビニエンスストアの利用
2.ネットスーパーを取り巻く環境
―ネット通販とネットスーパー
―リアル店舗とネット店舗(ネットスーパー)の使い分け
3.生活変化から考える市場の動き
―“ママ”の就業実態による購買行動の違い
(株式会社マクロミル アナリスト 赤間かおり)

開催レポート

2013月6月19日、株式会社マクロミルは品川本社にて、QPR活用セミナー『QPRを用いたショッパー分析 ~変化する利用業態、ライフスタイルを捉える~』を開催しました。

本セミナーでは、株式会社マクロミル保有の「消費者購買履歴データ QPR™」を活用し、2011年下半期(2011年10月~2012年3月)と、2012年下半期(2012年10月~2013年3月)の購買行動の比較を行うことで、最近のショッパーの特徴を業態別・テーマ別に分析した結果をご紹介しました。

1. 業態別にみた市場全体の動き

昨今、「コンビニエンスストア」の台頭など、業態を取り巻く市場環境が変化してきています。 「スーパ―」「コンビニエンスストア」「ドラッグストア」「ホームセンター・ディスカウントストア」「通信販売」の業態別に100人当たり購入金額(市場規模の指標)を見てみると2011年下期から2012年下期にかけて金額が伸びているのは、「コンビニエンスストア」「通信販売」でした。「スーパ―」は、他業態に比べ、金額の絶対額は大きいものの、微減であることがわかりました。

本セミナーでは、「コンビニエンスストア」の伸長要因を、「購入率」「購入者当たり購入金額」「購入者当たり購入回数」「1回あたり平均購入金額」と分解することで明らかにしました。

また、「コンビニエンスストア」の利用を押し上げている人の特徴をみるため、「コンビニエンスストア」のヘビーユーザー層(来店回数が週3回以上と多く、かつ、2011年下期から2012年下期にかけて来店回数が増加した人)に絞って分析を行いました。コンビニエンスストアの利用が増加しているのは、男性30代、女性30~40代であることなどが明らかとなりました。

2. ネットスーパーを取り巻く環境

昨今、ネット通販やネットスーパーが注目を集めています。 実際、「コンビニエンスストア」とともに市場が伸長していた「通信販売」について、伸長要因を確認したところ、「ネット通販」「ネットスーパー」の拡大が影響していることが分かりました。

そこで、「ネット通販」「ネットスーパー」それぞれについて、2011年下期から2012年下期にかけての伸長要因を探ったところ、「購入者当たり購入金額」の増加が影響していることがわかりました。本セミナーでは、さらに、「購入者当たり購入金額」の内訳や、利用が増えた人の属性(性・年代)、「ネット通販」や「ネットスーパー」でよく購入される商品カテゴリー等も明らかにしました。

また、「ネットスーパー」の利用者特性を明らかにするため、「ネットスーパー」と「リアル店舗」の併用者を対象に、どのような使い分けがされているかを分析しました。その結果、「ネットスーパー」と「リアル店舗」の併用者は男性60代・女性40代以上が多いこと等がわかりました。さらに、ネットスーパーを展開するチェーン利用者の利用特徴を比較することで、チェーン毎にショッパーの利用特徴が異なることも明らかとなりました。

3. 生活変化から考える市場の動き

今後人口が増加していく層として「シニア層」が注目を集めています(※マクロミルでは、2013年5月に『シニア層の購買行動分析』セミナーを開催しました)。一方、今後労働人口が減少していくことを受け、「女性の労働環境の整備」が重要施策として国政で取り上げられ、「働くママ」にも注目が集まっています。そこで、今後増加が見込まれる「有職ママ」が、「専業ママ」とどのように異なるのかを分析しました。

その結果、「スーパ―」の利用チェーン数において、「有職ママ」は3チェーン以内が約4割を占める一方、「専業ママ」は6チェーン以上が34%にのぼることが明らかとなりました。「有職ママ」はある程度利用チェーンが固定化している一方で、「専業ママ」はスーパーの使い分けをしているものと考えられます。

その他、「スーパー」や「コンビニエンスストア」の利用曜日・利用時間帯、店舗同行者等にも違いがあることがわかりました。また、QPRモニタを対象とした意識データ(QPR-SCAPE)を活用し、お買い物時の行動(「店舗に入る前に購入ものを決めている」、「できるだけ短い時間で買い物する」、「商品をじっくり比較して購入する」など)や、食品・日用品購入時の態度・意識(「なるべく安いものを買う」「衝動買いをすることはない」「他人よりもよいものを購入したい」など)についての特徴も比較することで、「有職ママ」のお買い物スタイルが明らかとなりました。

本セミナーの資料をご希望の方は、下記の資料請求フォームから「消費者購買履歴データQPRを用いたショッパー分析」と記載のうえお申込下さい。

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