マクロミル、マーケティング・リサーチ業界初のアイデア発想支援SaaS「Coreka(コレカ)」の提供を開始
(コード番号:3978 東証プライム)
株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役社長 CEO:佐々木徹 以下、当社)は、当社の消費者パネルから得られる3,500ブランドの市場・生活者データを活用し、商品開発におけるアイデア発想を支援するSaaS、「Coreka(コレカ)」の提供を開始しました。

【図1】Corekaのロゴと、プラットフォームのイメージ
■ マーケティングにおける課題
生活者のライフスタイルの多様化や市場環境変化の加速によって、商品・サービスのライフサイクルが年々短縮するなか、新商品・サービス開発の現場ではそれらの変化に対応した「生活者の理解」と「アイデア発想」が求められています。しかし、社内外のさまざまなデータを分析するとともに多面的な生活者理解が必要となるため、データを正確かつ迅速に取得・整理することの難易度が高まっています。実際に、当社の顧客企業からも「自社視点でしか生活者を捉えられていない」「アイデアの論拠となるデータ収集に膨大な時間と費用を要している」といった声が上げられていました。
■ Corekaの役割
こうした課題を解決すべく、当社は「生活者を立体的に捉える意識と行動データ」、「アイデア探索に適したUI/UX」、「活用まで支援する機能とサポート体制」の3つに焦点をあてたCorekaを開発しました。Corekaは2000年の創業以来25年間で培ったリサーチや分析ノウハウを結集したプラットフォームです。当社が独自に構築する消費者パネルから得られる時系列での定量/定性データを搭載し、3,500ブランドの意識データや購買履歴データ、分析レポートなどにアクセスが可能です。企業の商品開発研究開発担当者が、スピーディーかつ簡単に、必要なデータを収集することができます。このような機能でアイデア発想を支援するプラットフォームは、マーケティング・リサーチ業界で初(※1)となります。これにより、当社は、商品開発で不可欠な「探索」のステップをCorekaで補完し、顧客企業の商品開発をワンストップで支援します。

【図2】商品開発ステップにおけるCorekaの役割
■ Corekaの特長
1. 180カテゴリー、3,500ブランドの市場・生活者データにアクセス可能
新たに市場調査を行うことなく、当社がこれまでに市場横断的に実施した市場・生活者データを利用して、多面的に生活者を見渡し、生活者が価値を感じる要素を見つけることができます。「ブランド」や「カテゴリー」といった軸にとどまらず、「素材・原料」、「ターゲット属性」、「訴求点」といったキーワード軸での探索も可能であるため、新しい気づきやアイデア着想の起点となる情報収集が可能です。

【図3】180カテゴリー、3,500のブランド関連データにアクセス可能

【図4】Corekaマップ
(キーワードを辿って新しいアイデアのヒントを発見)

【図5】Corekaクラスター
(利用者の属性分布が似ているブランドを発見)
2. 調査会社ならではの高品質な分析レポートが閲覧し放題。独自企画テーマで毎週更新
時流やトレンドを反映した当社独自の精緻な分析レポートを自由に閲覧できます。また、マーケティングメディアとのRSS連携により、最新のマーケティング・ニュースも把握でき、日常的な情報収集の場としてもご活用いただけます。

【図6】独自企画の調査分析レポート(一部抜粋)
3. 探索に特化したUI/UXで、定量/定性情報へ網羅的にアクセス可能
探索的な情報収集と検証に適したUI/UXによって、商品開発における仮説検証サイクルのスピードアップを支援します。また、AIによって消費者の生の声である自由記述回答を解析・要約して可視化することで、情報収集と分析の負荷を軽減します。

【図7】満足点に関する自由記述回答をAIで要約
■ ご料金プラン、サービスサイト
無料版: | 無料公開分析レポートと3500ブランドの一部分析データが見放題 |
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有料版: | 3,500ブランドの「購入金額」の時系列データを含む、全分析データが見放題、全分析レポートをダウンロードし放題。10アカウント 月額300,000円~ |
■ 展望
「アイデアの発想をもっと楽しく、アイデアの証明をもっと楽にする」をコンセプトとするCorekaは、マーケターが必要とする有効なデータを瞬時に取得できるソリューションです。今後も、商品開発アイデアの発想を支援するAI機能開発や企画に役立つ生活者の分析データの更なる拡充を進めてまいります。
以 上
(※1)マーケティング・リサーチ協会(JMRA)の正会員社情報一覧に掲載の企業において初のサービス。自社調べ(2025年1月23日時点)。