マクロミル、世界20都市2万人の消費者を対象とした生活調査を実施
エンタメのオンライン消費が活発、東京の1位は「動画」、東アジア中心に「eスポーツ」が人気

株式会社マクロミル
(コード番号:3978 東証プライム)

株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役社長 CEO:佐々木徹 以下、当社)は、世界20都市における消費者の「いま」を、生活スタイルや消費トレンド、メディア利用など幅広い項目から可視化する大規模調査「The LIFE 20」を発表しました。

本調査は、当社のグローバルネットワークを活かし、各都市の15~49歳の男女各1,000人、合計20,000人を対象にインターネットで実施しました。調査期間は2023年8月23日~2023年9月11日で、対象都市は当社顧客による海外調査ニーズや日本企業による進出先として注目度を鑑み、独自に選出しました。今回は、全24問の調査項目の中から「趣味・エンタメ消費」をピックアップしてご紹介します。

■ 2023年のトピックス

  1. 家での余暇時間の過ごし方東アジアの都市で「eスポーツ」が上位。東京では16位
  2. SNSで接触する情報は「趣味・エンターテインメント」が多くの都市で上位
  3. サービス利用率、「動画配信」は全都市で高く、「フードデリバリー」は1位が「マニラ」で
    東南・南アジアで人気
  4. 「推し活」消費は、インドの「ムンバイ」「デリー」、中国の「広州」「北京」「上海」で活発

■ 調査結果

1. 家での余暇時間の過ごし方、東アジアの都市で「eスポーツ」が上位。東京では16位

家での余暇時間の過ごし方を尋ねました。各都市ともに、「配信動画視聴」「SNS・ネット」「テレビ・ラジオ視聴」「音楽視聴」などが上位でした。また、東アジアの各都市では「eスポーツ」が7~9位であるのに対し、東京では16位に留まりました。「eスポーツ」の順位が低かったのは、東京の他に、ロンドン、パリ、ベルリンのヨーロッパ3都市でしたが、「スマホゲーム・ゲーム機」は4~7位と上位であり、ゲーム自体への関心は高いことが分かります。

(図表1)家での余暇時間の使い方[各都市における上位10を抽出]

(図表1)家での余暇時間の使い方[各都市における上位10を抽出]
回答者ベース:全員

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(図表1)家での余暇時間の使い方[各都市における上位10を抽出]

(図表1)家での余暇時間の使い方[各都市における上位10を抽出]
回答者ベース:全員

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2. SNSで接触する情報は「趣味・エンターテインメント」が多くの都市で上位

利用しているSNSでどのような情報に触れているか尋ねたところ、多くの都市で「趣味・エンターテインメント」が1~5位と関心が高いことが分かりました。

(図表2)SNSで接触する情報ジャンル[各都市における上位10を抽出]

(図表2)SNSで接触する情報ジャンル[各都市における上位10を抽出]
回答者ベース:全員

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(図表2)SNSで接触する情報ジャンル[各都市における上位10を抽出]

(図表2)SNSで接触する情報ジャンル[各都市における上位10を抽出]
回答者ベース:全員

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3. サービス利用率、「動画配信」は全都市で高く、「フードデリバリー」は1位が「マニラ」で東南・南アジアで人気

趣味・エンターテインメントのサブスク、および、オンライン経由での各種サービスの利用状況を見てみると、20都市の多くの消費者が何かしらの動画配信や音楽配信を利用していることが分かりました。「フードデリバリー」は東南・南アジアにおける利用率が高く、上位3都市はマニラ70.8%、ジャカルタ68.3%、クアラルンプール64.3%で、広く普及していることが伺えます。

(図表2)SNSで接触する情報ジャンル[各都市における上位10を抽出]

(図表3)趣味・エンターテインメント、および、オンライン経由での各種サービスの利用状況(直近1年間)
回答者ベース:全員

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(図表3)趣味・エンターテインメント、および、オンライン経由での各種サービスの利用状況(直近1年間)

(図表3)趣味・エンターテインメント、および、オンライン経由での各種サービスの利用状況(直近1年間)
回答者ベース:全員

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4. 「推し活」消費は、インドの「ムンバイ」「デリー」、中国の「広州」「北京」「上海」で活発

「趣味・エンターテインメント」に関連して、「推し活」※1をする人がどのくらいいるのか、20都市で比較しました。インドのムンバイ、デリー、中国の広州、北京、上海で約60%以上、他の多くの都市でも40%前後となりました。推し活消費は、多くの都市で定着していることが分かります。なお、ここでの「推し活」とは、以下の注釈にある通り自分の好きな作品や人物等に関連した消費活動を行うことと定義しています。

※1 定義:「好きなドラマや映画、アニメなどに関連した商品をよく買う」「好きなドラマや映画、アニメなどに関連した場所を訪問したり旅行したりする」「好きなアイドル・タレント等のイベントによく行ったり、グッズを買ったりする」のいずれかを選択した人
(図表4)「推し活」(※1)をする人の割合

(図表4)「推し活」※1をする人の割合
回答者ベース:全員

このように本調査では、各都市で趣味・エンタメ領域のオンライン消費が活発であることが分かりました。本調査ではこれらの調査結果以外にも、家電・自動車等の保有状況、美容・身だしなみ行動、健康や意識、買い物頻度、購買行動の重視点、日本を含めた外国製品等への関心など、多岐にわたり調査・分析を行いました。

詳細な分析を載せた全150ページの調査レポートは、以下よりダウンロードいただけます

マクロミルは、顧客企業のリサーチ課題に留まらず、より上流からマーケティング課題全体の解決を支援するため、「総合マーケティング支援企業」へと事業モデルの変革を進めています。今後も、当社が保有する消費者パネルから得られる様々なデータを活用した革新的なサービスを提供し、マーケティングビジネス領域全体にイノベーションを拡げることを目指します。

以 上

■ 調査概要 『The LIFE 20 -世界20都市の消費者生活・意識調査(2023)-』

調査方法   
:インターネット調査
調査対象   
:東京、ソウル、北京、上海、広州、台北、香港、マニラ、ホーチミン、バンコク、クアラルンプール、 ジャカルタ、シンガポール、デリー、ムンバイ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、ベルリン (近郊を含む場合あり)に在住する15~49歳の男女/各1,000人、合計20,000人
調査時期   
:2023年8月23日~2023年9月11日
調査主体     
:株式会社マクロミル

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