イスラム市場の消費者研究で日本企業進出を支援。マクロミルとOgilvyが連携し、支援体制を構築
第2弾「イスラム圏マーケティングセミナー」を開催
(コード番号:3978 東証プライム)
株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役社長 グローバルCEO:佐々木徹 以下、当社)は、Ogilvy(本社:アメリカ合衆国 ニューヨーク、グローバルCEO:Devika Bulchandani 以下、オグルヴィ社)と連携し、イスラム市場への日本企業の進出支援に向けた体制を構築しました。国内調査会社としては初の取り組みです。

■ 共同研究開始の背景
イスラム圏は、世界人口の4分の1を占める巨大な消費市場であり、世界市場における存在感が年々高まっています。しかし、日本人にとっては馴染みの薄い文化や宗教、社会慣習や商習慣であることから、消費者理解を深めてマーケティングアプローチを行うプロセスの構築が困難とされ、積極的に進出できない日本企業も多いと言われています。このような背景から、当社とオグルヴィ社がパートナーシップを組み、消費者価値観や行動実態に関する調査、研究に基づき、日本企業のイスラム市場への進出を支援する取り組みを開始しました。
当研究では、アジア圏を中心とした海外における多くの調査経験と、各国の文化や社会的背景も踏まえた消費者価値観に関する研究実績がある当社と、海外マーケティング戦略・実行の経験が豊富でイスラムマーケティングに知見を有するOgilvy社が、互いの強みを掛け合わせ、イスラム市場の消費者を対象とする調査設計・実査・データ分析から、マーケティングアクションの示唆までを明らかにします。
当取り組みの第1弾として、インドネシア・マレーシアのイスラム市場の消費者を対象とした調査を実施。第2弾として、無料セミナーを開催し、調査の分析レポートの発表と考察、そして、イスラム圏におけるマーケティングアクションについて解説します。
■ 第1弾:「東南アジアのイスラム圏消費者調査」
2022年4月~5月、インドネシア、マレーシアのイスラム系生活者を対象にインターネット調査を実施しました。調査設計に際しては、オグルヴィ社のそれぞれの国の戦略プランナーがあげた仮説を基に、当社のリサーチャーが調査票を設計し、調査結果をもとにデータ分析を行いました。
<主な調査項目>
- ムスリムとしてのアイデンティティの理解
- ムスリムの価値観とは
- イスラム圏におけるテクノロジーとコミュニケーションの役割
- ムスリムブランドと非ムスリムブランドに対する意識
- ムスリム消費者の日本ブランドに対する意識 ・・・など
■ 第2弾:「イスラム圏マーケティングセミナー」
イスラム市場進出や、イスラム市場の理解を深めたい方に向けて、インドネシア、マレーシアのイスラム系消費者を対象に実施した「東南アジアイスラム圏消費者調査」の分析レポートの発表と考察、そして、イスラムマーケティングのTipsについて解説します。
<開催概要>
- タイトル:
- イスラム圏マーケティングセミナー
- 開催日時:
- 2022年9月27日(火)16時00分~17時30分
- 開催形態:
- オンライン配信
- 参加費:
- 無料
- 定員:
- 300名様
- プログラム:
- 1)東南アジアイスラム圏生活者の価値観とライフスタイル調査結果
2)東南アジアイスラム圏の消費者インサイト
3)イスラム圏マーケティングのTips
マクロミルは、顧客企業のリサーチ課題に留まらず、より上流からマーケティング課題全体の解決を支援するため、「総合マーケティング支援企業」へと事業モデルの変革を進めています。海外においても、消費者調査・研究を積極的に実施し、さらに高度なマーケティング支援を一気通貫で行える支援体制を築いてまいります。
以 上
株式会社マクロミルについて
マクロミルは、国内オンラインリサーチ業界のリーディングカンパニーです。市場シェアNo.1※の豊富なリサーチ実績とノウハウ、世界21カ国で50拠点を展開するグローバルネットワーク、独自に構築した消費者パネルから得られる多種多様なデータを活用し、お客様のマーケティング課題の解決に向けて最適なソリューションを提供します。創業時から育んできたデータネイティブな発想で、お客様のビジネスに成功をもたらすData Culture構築の原動力となることを目指します。
(※オンライン・マーケティング・リサーチ市場シェア=マクロミル単体および株式会社電通マクロミルインサイト、株式会社H.M.マーケティングリサーチのオンライン・マーケティング・リサーチに係る売上高(2021年6月期)÷一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)によって推計された日本のMR業界市場規模・アドホック調査のうちインターネット調査分(2020年分)(出典:一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)2021年6月24日付第46回経営業務実態調査))
【株式会社マクロミル 会社概要】
代表者 | 代表執行役社長 グローバルCEO 佐々木徹 |
---|---|
本社 | 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー 11F |
設立 | 2000年1月31日 |
事業内容 | マーケティングリサーチおよびデジタル・マーケティング・ソリューションの提供 |
売上高 | 49,810百万円(2022年6月期) |
URL | https://www.macromill.com/ |
欧米・アジア太平洋地域、中東や南米など、21カ国・50の現地法人を拠点に、世界90カ国・1.1億人のパネルネットワークを用いたグローバルリサーチ事業を展開しています。また、当社グループ会社である株式会社マクロミル・サウスイーストアジア(https://www.macromillsea.com/ )は、リサーチをはじめとした多様なソリューションによって、東南アジアの消費者をターゲットにビジネス展開をする企業様をご支援しています。
Ogilvyについて
オグルヴィは、創業者デイヴィッド・オグルヴィが1948年NYに広告会社を立ち上げて以来、商品、サービスを象徴し、カルチャーを変えるマーケティングキャンペーンを数々世に届けてきました。世界83カ国132のオフィスで、フォーチュン・グローバル500の企業を手掛け、数々の広告賞を受賞する統合型クリエイティブを提供するグローバルネットワークです。ブランド戦略、広告、カスタマー・エンゲージメント、コマース、PR&インフルエンス、デジタルトランスフォメーション、パートナーショップという6つの核となるサービスで、ブランドが求めるあらゆるニーズに応えるエクスペリエンス、デザイン、そしてコミュニケーションを創造します。WPPグループの(NASDAQ: WPPGY)の一員です。
【会社概要】
代表者 | グローバルCEO:Devika Bulchandani |
---|---|
本社 | アメリカ合衆国 NY |
設立 | 1948年 |
事業内容 | 広告、マーケティング・コミュニケーションサービスの提供 |
URL | https://www.ogilvy.com/ |