リサーチ工程の品質管理Quality management of data collection

マクロミルでは、より精度の高いネットリサーチを提供するため、専任のスタッフによる調査票提案サポートの充実とリサーチシステムの機能強化に努めています。
  1. 適正な調査ボリュームの把握
  2. トラップ調査による不正回答者の特定
  3. 正確な回答を得るための質問設計
  4. 回答精度を高める充実したシステム機能

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マクロミルでは、より精度の高い調査をご提供するために、ネットリサーチにおける適正な調査ボリュームや正確な回答を得るための質問設計など、お客さまへ適切な提案・サポートを行なっています。
また、ネットリサーチならではのプログラムを用いた動的な調査票により、回答時の矛盾回答制御など、リサーチシステムの機能強化を行ない、回答精度の向上に努めています。

1.適正な調査ボリュームの把握

調査ボリュームが多すぎる場合の影響として、以下のようなことが懸念されています。

  • 途中で回答をやめる人の増加
  • 自由回答の書き込みの減少
  • 複数回答の質問でのチェック数の減少 など
●ひとつの調査の推奨ボリューム ■回答所要時間 :

15分以内

■質問数 :

35問以内

■マトリックス(表)形式の質問数 :

8問以内

■自由回答タイプ(複数行タイプ)の質問数 :

3問以内

 

マクロミルでは、ひとつの調査票で負担なく回答できるボリュームとして、上記の基準を指標としています。どうしても質問数が多くなってしまう場合は、調査を複数に分けて実施し、終了後に回答データをマッチング(統合)することをお薦めしています。

■マクロミルモニタを対象に実施したアンケート結果より「回答時の負荷について」

●回答者が負担を感じる/正確に回答できない調査の要素

  1. 調査票の『ボリューム』に関する要素
    • すべて回答するのに時間がかかる
    • 質問数が多い
    • 選択肢の数が多すぎる
    • マトリクス(表)形式の質問でチェック項目が多い
  2. 調査票の『内容や表現』に関する要素
    • 該当する選択肢がない
    • 選択肢や質問文がわかりづらいとき
    • 同じパターンで単調な質問が繰り返される
    • あいまいなことを聞く(はっきりわからない頻度や時期など)

Q.あなたが、アンケートで「回答しにくい」あるいは「正確に回答できないかもしれない」など、負担を感じるのは、どのようなときですか?(複数回答)

● 負担を感じず丁寧に回答できる質問数 (平均)※ひとつの調査票の回答について

負担を感じず丁寧に回答できる質問数 18.4問
<質問形式ごとの負担を感じることない質問数>  
商品名や企業名などの単語を回答する質問 7.2問
理由や動機などを長い文章で回答する質問 5.8問
合計が100になるように数字を入力する質問 7.6問
優先順位の高いものから選ぶ質問 8.4問
択一回答のマトリクス(表)形式の質問 9.9問
複数回答のマトリクス(表)形式の質問 8.1問
   
途中で回答をやめてしまう質問数 36.8問

●負担を感じず丁寧に回答できるアンケートの回答所要時間

モニタサービス満足度調査2011概要
調査期間:2011年12月27日~12月28日
調査対象:マクロミルモニタ
サンプル数:624
調査方法:インターネットリサーチ
 

2.トラップ調査による不正回答者の特定

モニタの品質を保持するために、マクロミルでは不正回答者の特定を目的とした「トラップ調査」を年に2回実施しています。

トラップ調査では、随所にトラップを配した調査を複数実施し、同一調査票内の矛盾回答、および複数調査間にまたがる矛盾回答を検出しています。

3.正確な回答を得るための質問設計

マクロミルでは、お客さまにご依頼いただく調査一件一件に対して調査票の確認とご提案を行ない、より精度の高いデータのご提供に努めています。

調査票のご提案は、これまでの調査経験から培ったノウハウをまとめた独自のサポートマニュアルを基礎にしています。このマニュアルにより、全スタッフでノウハウを共有し、サービスレベルの向上をはかっています。

 

ここでは、マニュアルをもとに実施している調査票確認内容の一部をご紹介いたします。

1つの質問に2つ以上の論点が含まれていないか

1つの質問の中で2つ以上のことを聞くと、回答者が混乱するだけでなく、結果的に回答データも不明瞭なものになります。1つの質問に複数の論点が含まれないよう、質問を分けましょう。

修正前

修正後

 

【 解説 】 1つの質問で「色」と「デザイン」の両方について聞いているため、例えば「色は好きだけどデザインは好きではない」人が回答しにくくなります。2問に分けて、「色」と「デザイン」をそれぞれ別質問で聞くようにしましょう。

選択肢に不足がないか

選択肢には代表的なもの、一般的なものをできるだけ網羅しましょう。代表的なものが欠けていると、「その他」や「あてはまるのもがない」に回答が集中し、有用なデータが得られなくなる可能性があります。

修正前

修正後

 

【 解説 】 「コンビニエンスストア」が抜けているため「その他」に回答が集中することが想定されます。「コンビニエンスストア」を選択肢に追加した方がよいでしょう。

4.回答精度を高める充実したシステム機能

ネットリサーチでは、プログラムによって動的に調査票を提示することができます。 回答内容に応じてリアルタイムで調査画面を生成するため、回答者ごとに質問や選択肢の表示を変えたり、誤回答に対してエラーを表示して修正を促したりといった制御が可能になります。 マクロミルでは、リサーチシステムの定期的なバージョンアップによってこれらの機能を強化し、回答精度の向上に努めています。

回答精度を高めるためのシステム機能としては、下記のようなものがあります。

  • 必須回答機能
  • 選択数指定機能
  • セレクト条件(回答者限定)機能
  • パイピング機能
  • 逆パイピング機能
  • 排他矛盾チェック機能
  • 包含チェック機能(マトリクス形式の質問で使用)
  • 同時選択禁止機能(マトリクス形式の質問で使用)
  • 選択肢ランダマイズ
  • 質問ランダマイズ
  • 画面分割(画面分岐)機能
  •  

また、2011年7月、マクロミルが実施するすべてのインターネット調査に、短時間回答者を削除する機能が標準実装されました。一般的な短時間回答削除方法が抱えていた問題を軽減し、最適な短時間回答者(3%)を抽出、削除することで、より正確で質の高い調査データをご提供しています。(特許出願済)

短時間回答者の削除機能について
  1. 回答者一人ひとりの調査ボリュームに応じて短時間回答者を削除するため、回収サンプルのバランスを損ねることがありません。
  2. 一般的な短時間回答よりも不正回答者の検出力が向上し、品質の高いデータをご提供できます。
  3. 納品スケジュールへの影響はございませんので、今まで通りアンケート終了後、お客様にて集計結果を確認することが可能です。

短時間回答者の削除機能の詳細は下記ページをご覧ください。

短時間回答者の削除機能について

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