第5回グローバルセミナー2010年代のアジア・ASEANマーケット攻略~日本企業がアジア新興市場を切り拓くためのキーワード~
セミナー概要
- 主催
- 株式会社マクロミル
- 日時・場所
- 2012年6月8日 東京国際フォーラム
- コンテンツ
- 基調講演 アジア新興国市場で日本企業が競争力を高めるために必要なこと
ブラッドストーン・マネジメント・イニシアティブ・リミテッド 代表取締役 ショーン・マクアードル川上氏 - 特別講演 海外マーケット攻略のためのコンテンツ産業との連携
株式会社コンテンツストリート 代表取締役 櫻井孝昌氏 - 講演1 ブランド溢れる中国マーケットにおける消費行動
マクロミルチャイナ 副総経理 橋本厚司 - 講演2 複数の国や文化を共通の次元で分析するために
株式会社マクロミル グローバルリサーチ部 青葉大助
- 基調講演 アジア新興国市場で日本企業が競争力を高めるために必要なこと
開催レポート
2012月6月8日、株式会社マクロミルは東京国際フォーラムにて「第5回 グローバルセミナー2010年代のアジア・ASEANマーケット攻略 ~日本企業がアジア新興国市場を切り拓くためのキーワード~」を開催しました。
本セミナーでは、アジア各国での活動経験も豊富な講師をお招きし、日本企業が新興国市場で成功するためのエッセンスをそれぞれの視点からお話し頂きました。
日本企業は新興国で絶対に成功できる。力を束ね、大輪の花を咲かせましょう!
日本企業が新興国で競争力を高めるために必要なことを、コンサルタントならではの視点でお話いただきました。
冒頭では、日本企業に見られがちな“失敗”の背景を、長期的戦略の欠落、現地事情の理解不足、企業同士や政府機関との連携不足、外部への丸投げ体質など多数の要因を挙げて解説。
大切なのは、長期的戦略をもって、地道に啓蒙活動を続けていくことや、自社の製品が売れる土壌・エコシステムをいかに築くかということです。その要点を「剣山」と「水槽」のイメージに例えてお話されていたのが印象的でした。
終盤には、このような克服すべき課題はあるものの、日本企業の持つ技術力や知恵を結集すれば、新興国市場においても必ず成功できるという熱いメッセージもいただきました。分かりやすく明快なお話で、「もっとたくさんお話を聞きたかった」という声を多数いただき、9割以上の方に満足いただいた講演となりました。
外交は政治や官僚だけがするものではない。
日本POPカルチャーへの愛情や関心は日本企業にとって大きな財産、武器となる!
海外で日本のアニメなどのPOPコンテンツがいかに受け入れられているかを、数百枚におよぶ写真や映像を交えながら臨場感たっぷりに紹介していただきました。笑い声も何度も会場に響きました。「アニメ」から始まり、「漫画」→「日本語」→「ファッション」、そして「日本そのもの」へと広がる海外の若者の日本への関心。日本のPOPコンテンツのイベントに熱狂する姿、日本のアニメ主題歌を日本人さながらに歌う姿、そして熱心に日本語を勉強する姿など、とても印象的でした。しかし一方で、日本は産業においても観光においても、またその他の様々な領域においてもこの人気や関心を活かすことができていない現状があります。
櫻井氏が日本のPOPコンテンツへの熱狂的支持を感じながら海外80都市以上を渡り歩いたこの4年間で、一方で感じていたことは、韓国のPOPカルチャー、韓国企業の勢いに日本が負け続けている現実でもありました。
欧米はもちろん新興国も含めた世界中に広がっているこの日本独自の資産を、日本の産業界でももっと認め、そして連携して、さらに大きな資産に育てて活かしていきましょうというメッセージで締めくくられました。
今の中国では、ブランドポジショニングよりもブランドランキング
この数年で中国国内・海外の数多くのブランドが中国市場に進出しており、競争環境は急速に激化しています。一方で、多くの消費者はブランドの過多に混乱しているという現実があります。橋本からは、このような中国のブランドに対する消費者の意識について、マクロミルチャイナの調査結果を交えながらご紹介しました。
年代によっても大きく変わるものの、中国人消費者の多くは「ランキング」「シェア」「価格(高いものはいいもの)」といった情報で一次元的にブランドの価値を判断する傾向があります。先進国ではこれらに「自分らしさ」「自己表現」といった価値観が加わるなど、二次元・三次元の「ポジショニング」で捉えようとしますが、そういったマーケティングのアプローチがあまり意味を成さない(効果的ではない)ケースが多くあるということです。
もちろん、数年後には状況は大きく変わると予測されますが、2012年現在では、それが現実であるということを正面から認識して戦略に反映していくことも重要です。
回答傾向(民族性)を気にすることなく多国間比較が可能に!
マーケティングリサーチにおいて、「とてもそう思う~全くそう思わない」などの質問に対して、一般的にアメリカでは極端回答が多く、日本では中間回答が多くなりがちといったように、国や地域で回答傾向に違いがあります。そのため、多国間で取得されたアンケートデータを横比較することは極めて難しく、多くのマーケター、リサーチャーを悩ませてきました。このような課題に対して、マクロミルが推奨している「MaxDiff法」という手法について、青葉から解説いたしました。
「MaxDiff法」は、聴き方や回答傾向の違いに影響されにくいデータの取得、アウトプットの方法論で、シンプルに「Bestの項目」と「Worstの項目」を聴くことで項目ごとの評価得点=重視度シェアを算出する方法です。海外調査のニーズが高まる現在、多くの企業に好評いただいている手法です。ご興味がある方はぜひお気軽にお問合せください。
株式会社マクロミル 担当:大石
TEL:03-6716-0792 FAX:03-6716-0711 E-mail:seminar-kikaku@macromill.com
マクロミルのネットリサーチに関する詳しい資料をお送りします。
