マクロミルセミナーレポート第4回 マクロミル グローバルセミナー

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セミナー概要

主催
株式会社マクロミル
日時・場所
2011年11月29日 東京開催
コンテンツ
  • ご挨拶ならびに中国西部の概要(株式会社マクロミル 執行役員 橋本厚司)
  • 成都の現在(成都達智諮問有限公司 董事長 陳偉氏)
  • 重慶の現在(重慶立信市場研究有限公司 主席研究員 張仲芳氏)
  • マクロミルチャイナ ライフスタイル 7エリア比較調査に見る
    成都・重慶エリアの特徴(株式会社マクロミル 執行役員 橋本厚司)

開催レポート

2011月11月29日、株式会社マクロミルは社内ホールにて「第4回 グローバルセミナー中国西部の経済とリサーチ業界の現状、未来 ~ 注目の2大都市 重慶市/成都市 ~」を開催いたしました。

<ご挨拶ならびに中国西部の概要>
世界的不況の中、中国は依然として経済成長を遂げています。特に近年の中国において西部(内陸部)の成長率は著しく、急激に発展し変化しています。
新しいマーケットとして世界から熱い注目を浴びる中国西部でどのような市場の変化が起きているのか?中国西部の中心都市 重慶/成都を拠点に活躍する大手市場調査会社のCEO、研究部長にそれぞれ中国からお越し頂き、西部の経済状況、そしてマーケティングリサーチの現状・今後について生の情報をご紹介いただきました。

前半では、中国市場調査業協会(CMRA)の常任理事であり副会長を務める成都達智諮詢有限公司のCEO陳偉氏から、注目の都市成都に関して講演いただきました。
成都は、人口1404万人と、重慶市、上海市、北京市に次いで中国第4位の規模を誇り、副省級市としては全国最大に担当する都市。陳偉氏は、近年、外資系企業の成都への進出が目立ち、外資系企業の数は2007年の11,143から、2010年までの約3年間ほどで9%近く増えて12,100に伸びていること、また、外資導入の総額も同時期に170%の伸びを示したことをあげ、その急速な発展ぶりを説明しました。その具体的な一例として、世界中で販売しているアップルのiPad の2/3は成都で製造されているという事実も紹介。
さらに、日系企業に関しては、今年6月20日にANAが中国西部で唯一東京-成都間の直行便を正式に開通(これにより片道5時間で両都市を連結)したことを取り上げ、イトーヨーカドー、トヨタ、三菱重工といった有名日本企業が中国展開の重点とする成都に、極めて大きな促進作用があるという見解を示しました。またそれは、東日本大地震の後、一部の産業は業務転換を迫られるなか、成都は、日系起業の投資機会を一層広げたことを意味していると捉えているとのこと。
成都でのマーケティングリサーチの実績については、同社では、特に従来型手法に強みを持っていることを実例を交えて紹介。実績における手法別の構成では、インタビュー調査が最も多く約4割を占めており、次いで訪問調査、覆面調査(ミステリーショッパー)という順。業界別では、FMCGが約2割、次いで通信、自動車がそれぞれ15~10%ほどを占めています。今後重点的に取り組む調査サービスとしては、オンライン調査はもちろん、TV会議システムを使った遠距離のグループインタビューなど、ITインフラを使った各種サービスをあげました。

後半では、重慶を中心に貴州、甘粛、西寧、銀川、昆明に拠点を展開しており中国西南および西北地区において最大規模の市場調査会社となっている重慶立信市場研究有限公司の主席研究員、張仲芳氏から重慶に関して講演いただきました。
重慶市は1997年に四川省から独立し、北京、上海、天津と並ぶ内陸部唯一の中央直轄市として設立され、面積は北海道並みに広く、人口は3,200万人を超えるという大変大きな都市です。また、中国全体のGDPは近年10%を下回るようになりましたが、重慶は地域別トップの16.5%を誇る成長著しい都市でもあります。 重慶市の消費傾向について、張市は、「重慶はまさに休閑<レジャー>都市である」と紹介。重慶人は食事により健康を、服を着てはファッションを、住んでは心地よさを、旅では満足を楽しみ、遊んではセンスとライフスタイルの向上を追い求めていると表現。ただ、消費者は同じものを好む傾向(大衆に影響を受ける傾向)が強いといい、ファッショングッズはもちろん、家電や,遊び方などにも現れているそうです。
張氏が特に力を入れて説明したのは「両江新区」。両江新区は中国内陸部唯一の国家レベルの開発開放新区で、内陸地域の重要な先進的製造業と近代サービス業の拠点となっていく地区です。すでに総生産量は重慶市の15%を占め、工業総生産量は全市の22%を占めています。
重慶における市場調査会社の現状について、張氏は、現在はその大部分が内資系企業であり、企業規模はまだ大変小さいと説明。また、重慶で分析部門を持つ調査会社は30%に満たず、そのほとんどが実査専業で年間売上が100万元以下の非常に小さな規模であるとのこと。そのような中、重慶立信公司は唯一従業員が100名を超える市場調査会社であり、年間の営業売上は重慶市場の50%以上を占めています。
調査手法のトレンドについて、10年前は家庭への「訪問調査」が主要な調査手法であったが、現在は徐々に家庭訪問が難しくなっており、その比率は少なくなっているそうです。この問題を電話調査により解决しているのが現状で、重慶では現在、2社が電話調査の研究設備を保有しているとのこと。そして最近特にニーズが増えているのは「覆面調査(ミステリーショッパー)」で、サービス品質の向上が課題と認識している多くの企業から相談があるようです(調査手法別の比率で25%を占めている)。

このように、中国の、特に内陸部では日本の市場調査の現状と比べても大きく様子が異なります。
マクロミルチャイナ(http://cn.macromill.com/minglu/)では、現在、インターネットリサーチを主軸としてサービス提供していますが、特に内陸部においては従来型手法の調査ニーズも多いことから、実績の豊富な成都達智諮問有限公司や重慶立信市場研究有限公司と提携し、ワンストップでお客様の要望にお応えできる体制を強化しています。

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株式会社マクロミル 担当:大石

TEL:03-6716-0792   FAX:03-6716-0711   E-mail:seminar-kikaku@macromill.com

マクロミルのネットリサーチに関する詳しい資料をお送りします。