「食の安全」に関するアンケートPublicity open research results

2004年02月17日

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トピックス

  • 卵・牛肉・鶏肉に関する「購入または調理する際の行動・心理」について
  • 食の安全性管理に不足しているのは「第3者機関によるチェック機能」74%

インターネットリサーチの株式会社マクロミル(本社:東京都渋谷区、社長:杉本哲哉)では、2004年2月9日(月)に、インターネットにより全国の女性519名に対して、食の安全に関するアンケートを実施いたしました。

調査概要

調査方法 : インターネットリサーチ

調査対象 : 全国の女性(マクロミルモニタ会員)

有効回答数 : 519サンプル

調査日時 : 2004年2月9日(月)

調査結果

賞味期限に対する信頼度 牛乳が74%でトップ

賞味期限に対する信頼感について尋ねたところ、信頼度(大変信頼感を感じている+ある程度信頼感を感じている)が最も高かった のは、「牛乳」で74%であった。「魚介類」68%、「卵」66%、「鶏肉」65%、「牛肉」64%、「缶詰」63%という結果となった。

購入または調理する際の行動・心理
卵:「賞味期限を気にして購入」75%、「必要最低限の量のみ購入」40%、「信用できる店で購入」39%
牛肉:「原産国または国内産地を気にして購入」67%、「賞味期限を気にして購入」60%
鶏肉:「原産国または国内産地を気にして購入」66%、「賞味期限を気にして購入」62%

卵に関しては、「賞味期限を気にして購入」が75%で圧倒的に高いスコアとなった。牛肉と鶏肉の上位2つの順位は同じで、スコアもほぼ変わらなかった。3つの食材とも、「信用できるお店で購入」は高年層ほど高いスコアとなり、若年層との意識の差がはっきり表れた。「少し高くてもいいものを購入」は、卵(26%)>鶏肉(21%)>牛肉(18%)と価格の低い順となった。
高年層、既婚者、子供ありの人は、全体的に意識が高い結果となった。

食の安全性管理で不足していると思う事
「第3者機関によるチェック機能」74%、「生産者のモラル・チェック体制」73%

現在の食の安全性管理で不足していると思う事を尋ねた。その結果、「第3者機関によるチェック機能」が最も高く74%、次に「生産者のモラル・チェック体制」が73%となった。次いで、「販売元でのモラル・チェック体制」68%、「規則違反への罰則がないこと」65%、「消費者への情報開示」62%、「規則自体があいまいなこと」60%の順となった。

食の安全に対する意見
「品質表示の信頼性がなくなり、何を信用したらよいかわからない」、「安全基準を明確にしてほしい」、「規則違反に対する罰則を厳しくするべき(営業停止など)」などの意見が多数

調査結果

賞味期限に対する信頼度 牛乳が74%でトップ

賞味期限に対する信頼感について尋ねたところ、信頼度(大変信頼感を感じている+ある程度信頼感を感じている)が最も高かったのは、「牛乳」で74%であった。「魚介類」68%、「卵」66%、「鶏肉」65%、「牛肉」64%、「缶詰」63%という結果となった。

卵を購入または調理する際の行動・心理 
「賞味期限を気にして購入」75%、「必要最低限の量のみ購入」40%、
「信用できるお店で購入」39%

卵を購入または調理する際の行動や心理について尋ねたところ、「賞味期限を気にして購入している」が最も高く75%、「必要最低限の量しか購入しない(まとめ買いをしない)」40%、「信用できるお店で購入している」39%の順となった。また、「よく加熱して食べるようにしている(生では食べない)」は28%であった。
「信用できるお店で購入している」は、高年層・子供ありの人・既婚者でスコアが高い。

牛肉を購入する際の行動・心理
「原産国または国内産地を気にして購入」67%、「賞味期限を気にして購入」60%

牛肉を購入する際の行動や心理について尋ねたところ、「原産国または国内産地を気にして購入している」が最も高く67%、「賞味期限を気にして購入している」は60%と卵に比べると15%低かった。「信用できるお店で購入している」は34%、「牛肉を食べるのは控えている」23%、「牛肉の部位に気をつけて購入している」22%となった。
ほとんどの項目で高年層ほどスコアが高くなった。「信用できるお店で購入している」に関しては、50才以上の年代は、20代に比べて2倍以上スコアが高い。
子供ありの人・既婚者でスコアが高い項目が多い。

鶏肉を購入または調理する際の行動・心理
「原産国または国内産地を気にして購入」66%、「賞味期限を気にして購入」62%

鶏肉を購入または調理する際の行動や心理について尋ねたところ、「原産国または国内産地を気にして購入している」が最も高く66%、次に「賞味期限を気にして購入している」が62%とほぼ牛肉と同じ割合になった。次に「鶏肉をよく加熱して食べる」(54%)、「信用できるお店で購入する」(35%)の順となった。「少し高くてもいい鶏肉を購入する」は21%で卵と牛肉の中間ぐらいの割合となった。「外食で鶏肉を食べるのを控えている」は1割弱である。
「信用できるお店で購入」「少し高くてもいい鶏肉を購入」「外食で食べるのを控える」は高年層ほどスコアが高い。
子供ありの人・既婚者でスコアが高い項目が多い。

食の安全性管理で不足していると思う事
「第3者機関によるチェック機能」74%、「生産者のモラル・チェック体制」73%

現在の食の安全性管理で不足していると思う事を尋ねた。その結果、「第3者機関によるチェック機能」が最も高く74%、次に「生産者のモラル・チェック体制」が73%となった。次いで、「販売元でのモラル・チェック体制」68%、「規則違反への罰則がないこと」65%、「消費者への情報開示」62%、「規則自体があいまいなこと」60%の順である。「世論の関心の低さ」は14%、「マスコミの露出度の低さ」も10%にとどまった。

食の安全に対する意見
「品質表示に信頼性がなく、何を信用してよいかわからない」という意見が多数

食の安全に対する意見や要望を自由回答で尋ねた。
その結果、賞味期限や産地の偽装などで「何を信用したらいいかわからない」という意見が最も多く、「生産者や販売業者に頼らざるを得ない現状に不安と不満」をあげる人が多かった。
自己防衛策としては、「購入する店舗を選ぶ」「よく加熱する」「同じ食材ばかり食べないようにする」としているものの、それでも不安は解決しないのが現状のようである。
また、「企業の利益優先の姿勢」や「規則違反の企業への罰則がないこと」についての意見も多数あった。
さらに年配層を中心に、「日本の自給率の低さ」や「値段ばかりを安くしてきた事へのつけ」を問題視する意見もあった。

全体的に政府に対する信頼感や期待感は薄く、それ以外の「第3者によるチェック体制が必要」という意見が多かった。 以下は意見の抜粋である。

チェック体制
  • 利益ばかりを考えるのではなく、安全性を第一に考えて販売して欲しい。もっとチェックを厳しくし、安心して暮らせるようにして欲しいです。(41歳・千葉県)
  • 食のチェック機関には台所に立った事の無いような男性が多数いる。そういう食の安全性などほとんど関心の無い人が天下りなどでそういう機関の役員や委員をしている事自体がおかしい。(42歳・東京都)
  • 消費者は記載されている賞味期限や表示を信じて買うしかない。生産者・発売元には安全なものを供給するというモラルを持って欲しい。また、スーパーなどでも生産者を定期的にチェックするなど売る側の責任というものを感じて対応してほしい。(33歳・大阪府)
罰則
  • 3件のうち卵の事件は同列に論じられない特別な出来事だと思います。短期間の「自粛」(本当は取り扱ってくれる小売がなかったからだと思いますが)の後、業務再開するなんて驚きです。卵業界全体に不信感を持ちました。(52歳・大阪府)
  • 報道を見る限り、生産者および業者を守ることが先決で、消費者のことはいつも後回しだ。役人たちの対応も後手後手でいつも腹立たしく思う。消費者優先の規則を作るべきだ。違反した生産者、業者は厳しく罰してもらいたい。(41歳・京都府)
  • 儲けのために、消費者を裏切る行為は許せるものではない。こういうことは、1人でできるものではないのだから、密告報奨金を出すとか、二度と営業ができないようにするなどの罰則の強化、抜き打ち検査なども強化すべき。消費者は信じて買うしかないのですから、そのあたりを国はもっと真剣に考えるべき。(44歳・東京都)
政府の対応
  • アメリカ産の牛肉の安全があいまいなまま、外圧に負けて輸入を一部解禁しようとしている政府。自国民を守るという意識がない。牛丼を食べなくても死ぬわけではないのだから、この際日本の食料自給率、食生活を見直すいい契機だととらえるべき。(52歳・新潟県)
商品表示
  • 流通過程の透明性。賞味期限より生産日を表示してほしい。(56歳・神奈川県)
  • 消味期限を企業側にまかす事はおかしいのでは?(51歳・兵庫県)
マスコミ
  • マスコミで報道されるのも、鳥インフルエンザで死亡者がでたという事実のみで、鳥インフルエンザがどういうものなのか、BSEについてもセンセーショナルな見出しで煽り、解説が全くなされていない、なされたとしても取り上げ方が小さいのはなぜなのかと思います。(30歳・東京都)
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株式会社マクロミル 担当:高橋

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