「ファストフード」に関するアンケート
(テキストマイニングによる分析)Publicity open research results

2004年02月10日

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トピックス

  • ファストフード店利用者の生の声を、テキストマイニングで分析
  • 最もよく行くファストフード店は、「マクドナルド」55%

インターネットリサーチの株式会社マクロミル(本社:東京都渋谷区、社長:杉本 哲哉、資本金: 8億2750万円、証券コード: 3730)では、ファストフード店の現状について利用状況や利用シーン、イメージやメニュー、店舗評価、その理由等「ファストフード店」に関するアンケートを企画実施いたしました。調査期間は2003年12月4日(木)~12月5日(金)、インターネットにより全国のマクロミルモニタ男女(男性:49.8%、女性50.2%)1045名に対しアンケートを行いました。

今回のアンケートは、数量的な質問の他にも、ファストフード店の利用回数の変化理由、ファストフード店イメージ、ファストフード店項目別評価の理由、ファストフード店への要望といった自由回答形式の質問も多く尋ね、ファストフード店利用者の生の声を集めました。これらの自由回答式で回答された内容は、テキストマイニングで分析を行いました。

調査概要

調査方法 : インターネットリサーチ

調査対象 : マクロミルモニタ会員(男性:49.8%、女性50.2%)

有効回答数 : 1045サンプル

調査日時 : 2003年12月04日(木)~2003年12月05日(金)

調査結果

ファストフード店へは“月に2~3回”ぐらい行って“500~770円”ぐらい使っている。
ここ2~3年で行く回数が“増えた”23%。

ファストフード店の利用頻度は、「月に2~3回程度」の利用が40%、次は「月1回以下」32%でした。利用金額は、「500~770円」が45%、次は「250~499円」「750~999円」19%でした。男性よりも女性で利用金額が高い傾向がみられ、女性30代~50歳以上では「1000円以上」の利用者が3割と多くなっていました。ここ2~3年の利用回数の変化は、「変わらない」45%、「減った」33%、「増えた」23%でした。

行く回数が増えた理由は「近くに出来た」「子供が好き」「値段が安い」
行く回数が減った理由は「子供が大きくなった」「内食するようになった」

ファストフード店へ行く回数が変化した理由を自由回答で尋ね、テキストマイニングで頻出する単語をランキングすると、行く回数が増えた人は「近く・出来る」「子供・好きだ」「値段・安い」などが上位にあげられており、行く回数が減った人は「子供・大きい」「家・食べる」などが上位となっていました。

マクドナルド、ドムドムハンバーガー、吉野家、松屋、すき家→「手軽」「安い」「子供」「定番」
フレッシュネスバーガー、ウェンディーズ、ベッカーズ、モスバーガー→「高級感」「高い」
ケンタッキーフライドチキン→「チキン」「脂っこい」「クリスマス」
サブウェイ→「野菜」「ヘルシー」
ファーストキッチン、なか卯→「良い」「好き」

ファストフード店のイメージを自由回答で尋ね、単語間の距離を2次元の図にあらわすマッピングという手法を使って分析した結果、各店舗と結びつきの強い単語は上記のようになっていました。

最もよく行くファストフード店は、「マクドナルド」 55%

主に利用するファストフード店を上位3つまで答えてもらったところ、最もよく行く店は「マクドナルド」が他を引き離して55%のトップ。次は「モスバーガー」17%、「吉野家」9%などでした。2番目に行く店は「モスバーガー」が20%でトップ、次は「マクドナルド」19%、「ケンタッキーフライドチキン」17%などでした。3番目に行く店は「ケンタッキーフライドチキン」が19%でトップ、次は「モスバーガー」15%、「吉野家」13%などでした。

メニューの豊富さ満足度 52%

ファストフード店の利用者にメニューの豊富さについて尋ねた結果、「大変満足」12%、「やや満足」40%、合計52%の満足度でした。不満(大変不満+やや不満)は9%と少ないものでした。
最もよく行く店別に満足度をみると、「モスバーガー」69%、「松屋」66%、「ケンタッキーフライドチキン」53%などの店舗が上位に挙げられていました。

店舗の設備満足度 44%

ファストフード店の店舗の設備について尋ねた結果、「大変満足」9%、「やや満足」35%、合計44%の満足度でした。不満(大変不満+やや不満)は14%でした。
最もよく行く店別に満足度をみると、「モスバーガー」52%、「ケンタッキーフライドチキン」51%、「松屋」43%などの店舗が上位に挙げられていました。

従業員の接客態度満足度 48%

ファストフード店の従業員の接客態度について尋ねた結果、「大変満足」14%、「やや満足」35%、合計44%の満足度でした。不満(大変不満+やや不満)は14%でした。
最もよく行く店別に満足度をみると、「モスバーガー」55%、「マクドナルド」49%、「松屋」46%などの店舗が上位に挙げられていました。

「マクドナルド」「モスバーガー」「ロッテリア」はランチ、
「ケンタッキーフライドチキン」「吉野家」は夕食

ファストフード店の利用シーンを最もよく行く店別にみると、「マクドナルド」「モスバーガー」は「店内利用でランチ」「テイクアウト利用でランチ」「店内利用で午後のおやつ等」が上位の利用シーンに挙げられました。「ロッテリア」は「店内利用でランチ」「店内利用で午後のおやつ等」「テイクアウト利用でランチ」、「ケンタッキーフライドチキン」は「テイクアウト利用で夕食」「店内利用でランチ」「テイクアウト利用でランチ」、「吉野家」は「店内利用でランチ」「店内利用で夕食」「テイクアウト利用で夕食」という利用シーンとなっていました。

栄養面や健康面を気にする人は41%

ファストフード店利用時に栄養面や健康面を気にする割合を尋ねた結果、「非常に気にする」7%、「まあ気にする」34%、合計で41%の人が気にしている。逆に気にしない人(全く気にしない+あまり気にしない)も40%とほぼ同数の結果でした。
最もよく店別に栄養面や健康面を気にする割合をみると、「モスバーガー」が53%と気にする人が多くなっていました。

栄養面や健康面で不安なことは「高カロリー」「野菜不足」「塩分」「油分」

栄養面や健康面で不安なことを自由回答で尋ね、テキストマイニングで頻出する単語をランキングすると、「カロリー・高い」「野菜・少ない」「塩分・気になる」「油・使う」「味・濃い」などが上位にあげられました。

店舗限定・期間限定メニュー 食べた人は32%、
興味があるので付加価値の高い商品をこれからも出して欲しい 44%

ファストフード店で店舗限定や期間限定の付加価値の高い商品を最近1ヶ月以内に食べた人は32%。ファストフード店がこのような商品を出すことについては、「興味があるので付加価値の高い商品をこれからも出して欲しい」44%、「店舗限定や期間限定ではなく、普通のメニューとして出して欲しい」26%となっており、「ファストフード店が付加価値の高い商品を出す必要はない」9%と否定的な人は少なくなっていました。女性10~30代では「興味があるので付加価値の高い商品をこれからも出して欲しい」が半数以上と多くなっていました。

子供向けメニューを利用した人は43%、子供のことを考えた食材を使用して欲しい44%

ファストフード店の子供向けメニューを最近1ヶ月以内に利用した人は43%。ファストフード店の子供向けメニューについては、「子供のことを考えた食材を使用して欲しい」44%、「子供向けメニューをもっと充実させて欲しい」36%、「今のままでよい」23%という結果でした。

※【解説】テキストマイニングについて

「テキストマイニング」とは、文書内のテキスト情報を整理・要約し、さまざまな視点から分析することによって、新しい知識や有益な情報を抽出するための分析手法です。従来、アンケートなどで自由回答(回答者が自由に文章などで回答する形式)の分析は困難といわれていましたが、昨今のテキストマイニング・ツールにより、アンケートの自由回答式質問で書き込まれた、膨大な消費者の生の声(テキスト)を分析することが可能となってきています。 今回の「ファストフードに関するアンケート」では、テキストマイニングツールを用い、「頻出単語のランキング」「テキスト中に数多く存在する話題のランキング」「特徴的なキーワードの抽出」「単語間の関係を2次元で表すマッピング」といった機能を活用した分析を行っています。

調査結果

1、ファストフード店利用状況
最もよく行く店は「マクドナルド」 55%
→次いで、「モスバーガー」、「吉野家」

最もよく行くファストフード店は「マクドナルド」が55%と他の店舗を大きく引き離し、高い。次は「モスバーガー」17%、「吉野家」9%と続いている。2番目に行く店は、「モスバーガー」が20%でトップ。続いて「マクドナルド」19%、「ケンタッキーフライドチキン」17%。3番目に行く店は、「ケンタッキーフライドチキン」が19%でトップ。続いて「モスバーガー」15%、「吉野家」13%。

2、ファストフード店項目別評価 満足度の高い店は「モスバーガー」 →メニューの豊富さ、店舗の設備、従業員の接客態度ともに全体を上回る

ファストフード店のメニューの豊富さ、店舗の設備、従業員の接客態度、それぞれの項目の満足度(大変満足+やや満足)の一覧をみると、「モスバーガー」は全ての項目で全体を上回っている。「ケンタッキーフライドチキン」はメニューの豊富さ、店舗の設備で、「松屋」はメニューの豊富さでそれぞれ全体を上回る満足度となっている。

3、ファストフード店利用シーン
「マクドナルド」「モスバーガー」「ロッテリア」「吉野家」ともに「店内利用でランチ」が最も多い
「ケンタッキーフライドチキン」は「テイクアウト利用で夕食」が最も多い

ファストフード店の利用シーンを最もよく行く店別に見ると、「マクドナルド」「モスバーガー」は「店内利用でランチ」「テイクアウト利用でランチ」「店内利用で午後のおやつ等」が上位の利用シーンとなっており、「ロッテリア」は順番は異なるものの上位の利用シーンは同様でした。「ケンタッキーフライドチキン」は「テイクアウト利用で夕食」「店内利用でランチ」「テイクアウト利用でランチ」、「吉野家」は「店内利用でランチ」「店内利用で夕食」「テイクあると利用で夕食」という上位の利用シーンでした。「ケンタッキーフライドチキン」と「吉野家」は“夕食”の利用シーンも上位に挙げられている。

4、ファストフード店利用回数変化の理由
行く回数が増えた理由 「近くに出来た」「子供が好き」「値段が安い」
行く回数が減った理由 「子供が大きくなった」「内食するようになった」

ここ2~3年のファストフード利用回数に増減があったという人に、その理由を自由回答形式で尋ね、テキストマイニングで分析したところ、行く回数が減った主な理由は、「行く機会が減ったこと」や「子供が大きくなったこと」、「内食するようになったこと」等があげられている。
行く回数が増えた主な理由は、「行く機会が増えたこと」や「ファストフード店が近くに出来たこと」、「子供が好きなこと」等があげられている。

5、ファストフード店イメージ
マクドナルド、ドムドムハンバーガー、吉野家、松屋、すき家→「手軽」「安い」「子供」「定番」
フレッシュネスバーガー、ウェンディーズ、ベッカーズ、モスバーガー→「高級感」「高い」
ケンタッキーフライドチキン→「チキン」「脂っこい」「クリスマス」
サブウェイ→「野菜」「ヘルシー」
ファーストキッチン、なか卯→「良い」「好き」

ファストフード各店のイメージを自由回答で尋ね、それぞれの単語間の距離を2次元の図にあらわすマッピングで表した。

サブウェイは「野菜」「ヘルシー」などといった単語との関連が強い。 フレッシュネスバーガー、ウェンディーズ、ベッカーズ、モスバーガーは「アメリカ的」、「お洒落」、「高級」「高い」というイメージが強い。 ケンタッキーフライドチキンは、「チキン」「脂っこい」等の単語のほか、「クリスマス」というイメージが強い。 マクドナルド、吉野家、松屋、すき家、ドムドムハンバーガーは、「手軽」、「安い」、「子供」、「定番」といった単語との関連が強く、味や雰囲気よりも手軽さや安さのイメージが強い。

ファーストキッチン、なか卯は、平均的な位置付けにあり、「良い」、「好き」などといった肯定的なイメージがある。

6、栄養面や健康面で不安なこと
「高カロリー」「野菜不足」「塩分」「油分」などが不安

ファストフード店利用の際に、栄養面や健康面で不安なことを自由回答形式で尋ね、テキストマイニングによって頻出する主なキーワードを整理した。
その結果、不安内容については男女の差異はみられない。男女とも「高カロリー」、「野菜不足」、「塩分」、「油分」、「添加物」等の面を不安に感じている。

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株式会社マクロミル 担当:高橋

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