発泡酒に関するアンケートPublicity open research results

2003年03月05日

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トピックス

  • 発泡酒が値上げされた場合の消費者の行動や増税に対する意識について調査
  • 発泡酒の増税については、88%が認知。「増税は納得できないので反対」が61.4%

 インターネットリサーチの株式会社マクロミル(本社:東京都渋谷区、社長:杉本 哲哉)では、2003年2月14(金)、今年5月から発泡酒が増税される動きを受け、月に1回以上発泡酒またはビールを飲用している全国の成人男女1039名に対して、インターネットにより「発泡酒に関するアンケート」を実施いたしました。

調査概要

調査方法 : インターネットリサーチ

調査対象 : 月に1回以上発泡酒またはビールを飲用している成人男女 (男:50.2%、女:49.8%)(マクロミルモニタ会員)

有効回答数 : 1039サンプル

調査日時 : 2003年2月14日(金)

結果概要

発泡酒が値上げされた場合の消費者の行動について

先ず、回答者を味の好みによりビール派と発泡酒派に分け、更にそれぞれに普段の飲酒量としてはビールと発泡酒のどちらをよく飲むかを尋ねた。その結果、ビール派で普段は発泡酒をよく飲むグループ<ビール派・発泡酒>と、発泡酒派で普段も発泡酒をよく飲むグループ<発泡酒派・発泡酒>の2つのグループに焦点を絞り、発泡酒が値上げされた場合の行動を尋ねた。

<ビール派・発泡酒>グループ

発泡酒が値上げされたら
発泡酒が値上げされたら、値上げ幅によっては、ビールや他のアルコール飲料への乗り換えを検討するかと尋ねたところ、「ビールへの乗り換えを検討すると思う」が45.9%で最も高くなった。また、「乗り換えはしないが、(発泡酒を)買う量を減らすと思う」という人も21.6%、それに対し「乗り換えはしないし、(発泡酒を)買う量も変わらないと思う」は9.2%と1割に満たなかった。
いくら値上げされたら、ビールへの乗り換えを検討するか
上記で「ビールへの乗り換えを検討する」と回答した人に、具体的に350m缶1缶あたりいくら値上げされたらビールへの乗り換えを検討するかと自由記入形式で尋ねた。 今年5月の税制改正により発泡酒は350ml缶1缶あたり10円の増税とされているが、10円との回答は0%で、15~20円という人が2割となった。また、最も多かったのは30円(37.6%)であった。

<発泡酒派・発泡酒>グループ

発泡酒が値上げされたら
発泡酒が値上げされたら、値上げ幅によっては、ビールや他のアルコール飲料への乗り換えを検討するかと尋ねたところ、「乗り換えはしないが買う量を減らすと思う」が38.8%で最も高くなった。それに「乗り換えはしないし、買う量も変わらないと思う」という人が27.5%で続く結果となった。

発泡酒の増税について

平成15年度税制改正により、今年5月から発泡酒が増税されることをご存知ですかと尋ねた結果、88.0%が「知っている」と回答した。 上記で「知っている」と回答した人に、増税への賛否を尋ねたところ、「増税は納得できないので反対」が61.4%で最も高かった。また、「増税は納得できないが、やむを得ないと思う」という人も34.4%であった。

調査結果

1. ビール派・発泡酒派

先ず、ビールと発泡酒のどちらが好きかを尋ねた。その結果、「ビール」と回答した人(以下、ビール派)は64.4%、「発泡酒」と回答した人(以下、発泡酒派)は17.5%となった。
これを男女別に見ると、ビール派は男性で70.3%と比較的高い。また、発泡酒派は女性で21.1%と比較的高くなっている。

2. ビール派だが、普段は発泡酒というグループについて

上記でビール派という人に、普段の飲酒量ではどちらが多いかと尋ねた結果、「ビール」という人が48.6%で最も多いが、「発泡酒」という人も43.6%に上り、ビール派の4割強が普段はビールよりも発泡酒をよく飲んでいるという実態が浮かび上がった。

そこで、ここでは上記でビール派であるが普段の飲酒量としては「発泡酒」の方をよく飲んでいるという人(以下、<ビール派・発泡酒>)に焦点を絞り、分析する。

2.1. 発泡酒が値上げされた場合の行動

発泡酒が値上げされたら、値上げ幅によってはビールや、その他のアルコール飲料への乗り換えを検討するかと尋ねた。
その結果、<ビール派・発泡酒>という人の45.9%が「ビールへの乗り換えを検討すると思う」と回答した。
また、「乗り換えはしないが、(発泡酒を)買う量を減らすと思う」という人が21.6%に対し、「乗り換えはしないし、(発泡酒を)買う量も変わらないと思う」という人は9.2%と1割に満たなかった。

これを男女別に見ると、男性は49.0%とほぼ半数が「ビールへの乗り換えを検討すると思う」と回答しており、一方の女性は「乗り換えはしないが、買う量を減らすと思う」という人が25.2%と男性よりも高くなっている。

2.2. 具体的にいくら値上げされたらビールへの乗り換えを検討するか

上記で「ビールへの乗り換えを検討する」と回答した人に、具体的に350m缶1缶あたりいくら値上げされたらビールへの乗り換えを検討するかと自由記入形式で尋ねた。
今年5月の税制改正により発泡酒は350ml缶1缶あたり10円の増税とされているが、10円との回答は0%で、15~20円という人が2割となった。また、最も多かったのは30円(37.6%)であった。尚、平均は35.0円となっている。

2.3. ビール以外のアルコール飲料への乗り換えとは?

上記2.1.で「ビール以外のアルコール飲料への乗り換えを検討すると思う」と回答した人に、具体的にどの飲料への乗り換えを検討するかと尋ねた結果、「チューハイ」が最も高く60.5%であった。

3. 発泡酒派で、普段も発泡酒というグループについて

ここでは、1.で説明した発泡酒派(ビールと発泡酒のどちらが好きかと尋ねた結果、「発泡酒」と回答した人)という人で、普段の飲酒量でも発泡酒のほうをよく飲むと回答した人(以下、<発泡酒派・発泡酒>)について分析する。

3.1. 発泡酒が値上げされた場合の行動

発泡酒が値上げされたら、値上げ幅によってはビールや、その他のアルコール飲料への乗り換えを検討するかと尋ねた。
その結果、<発泡酒派・発泡酒>という人では「乗り換えはしないが、(発泡酒を)買う量を減らすと思う」という人が38.8%で最も多かった。それに、「乗り換えはしないし、(発泡酒を)買う量も変わらないと思う」という人が27.5%で続いている。

4. 発泡酒の成分について

発泡酒購入の際、成分に関わることで気をつけていることを尋ねた。その結果「なるべく低カロリーのものを選ぶ」という人が27.5%であった。
これを発泡酒派に絞って見ると、発泡酒派の男性では、11.0%が「なるべくプリン体をカットしてあるものを選ぶ」と回答している。また、発泡酒派の男性は低糖質、低アルコール度数についても比較的高くなっている。

5. 発泡酒の増税について

平成15年度税制改正により、今年5月から発泡酒が増税されることをご存知ですかと尋ねた。その結果、88.0%が「知っている」と回答した。

次に、増税を認知している人に、増税についての賛否を尋ねたところ、「増税は納得できないので反対」が61.4%で最も高かった。また、「増税は納得できないが、やむを得ないと思う」という人も34.4%であった。

また、増税認知者に350ml缶1缶あたり何円の値上げになるかご存知ですかと尋ねた。(現在は、10円の値上げとされている。)
その結果、「知らない」という人が58.2%、「10円」と回答した人は28.3%であった。

増税に対する意見

増税認知者に、増税に対して何か意見はありますかと尋ねた。以下は、そこからの意見抜粋である。

<増税は納得できるので、賛成という人の意見から>

  • 制度上の穴をついて、税金の安い酒を造り出したメーカーの努力は認めますが、そもそも発泡酒だけ安いということの方がおかしいと思いますので、増税というよりも、適正な税率になったのだと思います。 〔26歳、男性〕
  • 増税に賛成です。私は煙草を吸いますがいつもタバコの増税ばかり言いますが発泡酒は安いのだからもっと値上げしてもいいくらいだと思います。〔48歳、女性〕
  • 発泡酒は今でも十分安いし、こういうところから税金をとらないとやっていけないのかな、と思う。でも、どうせなら体に悪影響を及ぼすタバコからもっと税金をとって、禁煙につながるようにしたほうがいいと思った。 〔21歳、女性〕

<増税は納得できないが、やむを得ないという人の意見から>

  • この財政困難の時代だから増税は言わば仕方の無いことだとは思いますが、その徴収した税をきちんとした物に使ってくれるなら誰も文句はいわないと思います。 〔42歳、女性〕
  • ビール会社の人が苦労して税金の安いのを考えて作ったのに無駄になってしまった感じがして気の毒だ。発泡酒なんて安いから買うのに・・・・ 〔38歳、女性〕
  • やむを得ないとは思うけど、政府はもっと真剣に景気回復について考えて欲しい。 〔26歳、女性〕
  • 本来税金は公平なものでなければならない。今回の増税はどうも取りやすいところから取ろうとする意図が伺われる。この様な増税には国民は納得しない。政府が考えるほど税収は伸びない。  〔59歳、男性〕

<増税は納得できないので、反対という人の意見から>

  • いくら財政がキビシイからといって、企業がやっと作り上げた発泡酒にまで手をかけるなんで、ひどいと思う。庶民はなんでここまでいじめられるの? 〔26歳、女性〕
  • とにかくなぜ?という感じ。何かといえば増税!ささやかなる楽しみが庶民から奪われていく。この世の中どうにかならないものでしょうか? 〔42歳、女性〕
  • とりやすいところからの徴収は反対。もっと税金の使い道を公表して公平に税金を徴収するべきだ!  〔34歳、男性〕
  • ビール会社が消費者のために価格を抑えた商品を開発して、売上が伸びているのに、それに対して税金を上げるのは許せません。 〔35歳、女性〕
  • ビール業界の方々の努力をまったく無視していると思います。増税ばかり考えないでもっと無駄な出費を控えるべきでしょう。一家の家計も国のそれも根本は同じ事のはず。 〔33歳、女性〕
  • メーカーは、少しでも安いものを提供しようと、工夫・努力して発泡酒を開発した。そして、この不況の折、国民は家計を考えてビールから発泡酒に切り替えた。なのに、何の工夫・努力もしない政府は、売上の伸びている発泡酒から安易に税金を徴収することを考えた。増税する前に無駄に使っている税金の見直しをすることの方が先決だと思う。 〔42歳、女性〕
  • 企業の努力を食い物にする政府はおかしい。 〔25歳、男性〕
  • 庶民のささやかな楽しみである発泡酒を増税するなんて信じられない。 〔39歳、女性〕
  • 低所得者からの搾取だ。 〔29歳、男性〕

6. 改正道路交通法施行後の飲酒回数の変化について

昨年6月の改正道路交通法の施行で飲酒運転等の悪質な違反の罰則が強化されたことに関して、その前後で普段の飲酒回数に変化があったかどうかを尋ねた。

最初に自動車の運転について尋ね、そこで「日常的に運転する」、「たまに運転する」と回答した人に、普段の飲酒回数の変化を尋ねた。
その結果、全体では約2割が飲酒回数が減った(「減った」10.0%+「少し減った」10.3%)と回答した。

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株式会社マクロミル 担当:高橋

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