ブロードバンドに関するアンケートPublicity open research results

2001年11月21日

このエントリーをはてなブックマークに追加

トピックス

  • 回答者の9割が、自宅インターネットを「ほぼ毎日」利用するヘビーユーザーである。
  • 自宅でのインターネット利用者の約4割弱が、現在ブロードバンドサービスを利用
  • ブロードバンドサービスの利用意向率は、ナロードバンド利用者の9割超える

昨今のサービス地域拡大や料金低下により、利用者が急増しているブロードバンド(広帯域)によるインターネット接続サービスであるが、現時点での加入率や今後の利用傾向率はどの程度なのだろうか。

プロードバンドサービスの魅力とは、そして利用にあたって不安に感じるのはどんな点か。

また、ブロードバンドサービスの利用意向は、パソコン買い替え需要を喚起するに至っているのだろうか。

インターネットリサーチの株式会社マクロミル・ドット・コム(本社:東京都港区西麻布 2-11-2、社長:杉本 哲哉)では、2001年11月12日(月)~2001年11月13日(火)の両日、インターネットにより、全国の男女517名に対して、「ブロードバンドに関するアンケート」を実施いたしました。

調査概要

調査方法 : インターネットリサーチ

調査対象 : マクロミルのモニター会員・全国の男女

有効回答数 : 517サンプル

調査日時 : 2001年11月12日(月)~2001年11月13日(火)

調査機関 : 株式会社マクロミル

回答者の9割が、自宅でインターネットを「ほぼ毎日」利用するヘビーユーザーである。

(1)  ブロードバンドサービスの利用意向率は、ナローバンド利用者の9割強に達している。ここ1年以内に限定した利用意向でも4割弱を占めており、今後もブロードバンドサービス利用者が増え続けることが予想される。

(2)  希望するブロードバンドサービスの種類では、ADSLの人気が最も高く、利用意向者の6割弱を占める。これは、2位のFTTH(光ファイバー)の1割強を大きく上回っている。なお、CATV(ケーブルテレビ)の希望者は8%であった。

(3)  ブロードバンドサービスの利用を希望する理由としては、「大容量ファイルのダウンロード」(利用意向者の7割弱)や「メール送受信やWEB閲覧が快適」(同6割強)が多く、「ストリーミングコンテンツの利用」(同4割強)を上回っている。ブロードバンドサービス利用意向者は、コンテンツ自体の魅力よりも操作の快適性に、よりメリットを感じているであろうことがうかがうえる。

(4)  ブロードバンドサービス利用にあたってネックとなるのは、「料金が高い」ことや「加入手続きが面倒」なことで、いずれもナローバンド利用者の3割強が挙げている。より一層、低価格化、手続きの簡素化を進めることにより、さらに普及の拡大が期待できるといえる。

(5)  今年中にパソコンの買い替えを希望する割合は、自宅でのインターネット利用者の6%であった。買い替え理由としては、「ブロードバンドサービスを快適に利用」(買い替え意向者の4割弱)、「OSをWindows XPにバージョンアップ」(同3割強)が多く、ブロードバンドサービスの普及とWindows XPのリリースが、買い替え促進の追い風の1つになっていることが推測される。

自宅でのインターネット利用者の4割弱が、現在ブロードバンドサービスを利用

現在、自宅でインターネット利用時に使っている回線の種類をたずねたところ、「CATVインターネット(ケーブルテレビ)」を使っている人は、自宅でのインターネット利用者の19.1%、「ADSL」利用者は16.0%で、合わせて35.1%の人が現在ブロードバンドを利用している。なお、「FTTH(光ファイバー)」利用者は1人もいなかった。

一方ナローバンド利用者は、「アナログ加入電話」が28.8%、「フレッツ・ISDN」が22.4%、「ISDN(フレッツ・ISDNを除く)」が12.1%で、合計63.4%を占めている。

ブロードバンドサービスが普及しつつあるといっても、現実にはまだ低速回線の利用率が高いことがうかがえる。

ブロードバンドサービスの利用意向率は、ナローバンド利用者の9割を超える

現在ナローバンドを利用している人に、ブロードバンドサービスを利用したいかどうかをたずねた。ナローバンド利用者の17.5%が「今年中には(ブロードバンドサービスに)加入したい」と回答、「来年の4月くらいまでには加入したい」の 10.5%を合わせると、38.8%が1年以内くらいには加入したいと考えている。

さらに「加入したいが、その時期は未定」という回答者55.1%を加えると、加入意向者は実に93.8%に達している。

ただし、利用意向者の多くは「時期は未定」と回答しており、具体的な加入申込みの段階にまでは至っていないケースが多いようだ。

ブロードバンドサービスの利用意向を年代別にみると、20代後半で「来年中には加入したい」という回答が他の年代に比べて高くなっているものの、全体的には年代による違いはそれほど見受けられないといえる。

ブロードバンドサービス利用意向者の6割弱が「ADSL」を希望

ブロードバンドサービス利用意向者に、希望するサービスの種類をたずねたところ、その 56.4%が「ADSL(フレッツ・ADSLも含む)」と回答している。「FTTH(光ファイバー)」の12.1%、「CATVインターネット(ケーブルテレビ)」の7.9%と比べても、ADSLの人気が高いことが推察される。

その一方で、「明確に決まっていない・わからない」との回答も22.6%あり、4人に1人は、利用を希望するものの、具体的にどのサービスを利用したいかが決まっていない状況にある。

現在利用している回線の種類別にみると、「ISDN(フレッツ・ISDNを除く)」利用者では、特に「ADSL(フレッツ・ADSLを含む)」を希望する人が多い。また、「フレッツ・ISDN」利用者では、最も高速の「FTTH」に加入したい人が多くなっている。一方、「アナログ加入電話」利用者では、「明確に決まっていない・わからない」との割合が高い。

ナロードバンド利用者の中で見ると、アナログ回線利用者よりISDN利用者の方が、ブロードバンドサービスの加入希望がより具体的にイメージできているといえるのではないか。

ブロードバンドサービスを利用したい理由は、「大容量ファイルのダウンロードが素早くできるから」が加入意向者の7割弱

ブロードバンドサービス利用意向者にその理由をたずねると、「大容量ファイルのダウンロードが素早くできるから」「メールの送受信やWEBの閲覧が快適にできるから」の回答が多く、それぞれ利用意向者の68.9%、64.6%が挙げている。また、コンテンツではなく「料金が定額性だから」と回答した人も54.5%を占めた。

一方で、「ストリーミングコンテンツを利用したいから」は43.0%にとどまっている。ブロードバンドならではのメリットを生かしたコンテンツを利用したいというよりは、ナローバンドでも利用可能なコンテンツを、より快適な環境で利用したいという傾向がみられるようである。

現在利用している回線の種類別にブロードバンドサービスを利用したい理由をみると、「アナログ加入電話」「ISDN(フレッツ・ISDNを除く)」利用者では、「料金が定額制だから」を挙げる人が多く、コンテンツ自体の魅力や操作の快適性よりも定額でインターネットを利用できることをメリットと感じているようである。

これに対して、定額性である「フレッツ・ISDN」を既に利用している人は、「大容量ファイルのダウンロードが素早くできるから」と、使い勝手の面での魅力を挙げている。

ブロードバンドサービスの利用意向の度合い別にみると、加入希望時期が早くなるほど、「料金が定額性だから」と回答する割合が高くなっており、直近の利用意向者にとっては、料金の定額性が大きな動機付けになっていると考えられる。

ナローバンド利用者の3割弱が、ブロードバンドサービスの料金の高さと申込み手続きの煩雑さを、利用にあたっての障害と感じている

ブロードバンドサービス加入にあたって不安や障害に思う点としては、「利用料金が高いから」「加入するための各種申込み手続きが面倒だから」と回答する人が多く、それぞれナローバンド利用者の34.2%、32.0%が挙げた。

また、「パソコンのスペックがサービスの利用に耐えられない、もしくは耐えられるかどうかわからないから」が24.9%、「自分の住んでいる地域では、サービスが提供されていないから」が23.7%であった。また「何が便利なのか、そのメリットが分らないから」は10.5%、「魅力的なコンテンツがないから」と回答した人は7.1%にとどまった。

現在使用している回線の種類別にみると、「ISDN(フレッツ・ISDNを除く)」利用者では、「自分が住んでいる地域では、サービスが提供されていないから」や「魅力的なコンテンツがないから」と回答する人が多いが、「アナログ加入電話」利用者では、「利用料金が高いから」「パソコンのスペックが、サービスの利用に耐えられない、もしくは耐えられるかどうかわからないから」の割合が高くなっている。

自宅でインターネット利用者の6割強が、「ソフトウェアのダウンロード」や「音楽配信」をブロードバンドサービスで利用してみたいと回答

ブロードバンドサービスで利用してみたいコンテンツをたずねたところ、「ソフトウェアのダウンロード」を挙げた人は、自宅でのインターネット利用者の63.7%、「音楽配信」も63.0%に達している。次いで「オンラインゲーム」が54.4%、「ビデオ・オン・デマンド」が51.3%であった。

現在使っている回線の種類別にみると、既にブロードバンドを利用している人の方が、まだ利用していない人より、全般的にどのコンテンツについても「利用してみたい」と答えていることがわかる。

今年中のパソコン買い替え意向率は、自宅でのインターネット利用者の6%~買い替え意向者全体は、7割を超える

自宅でインターネットを利用している人の6.0%が「今年中には(パソコンを)買い替えたい」と回答、「来年の4月くらいまでには買い替えたい」の5.7%、「来年中には買い替えたい」の12.1%を合わせると、23.8%が1年以内くらいには買い替えたいと考えている。

さらに「買い替えたいが、その時期は未定」という回答者47.2%を加えると、買い替え意向者は71.0%に達している。

しかし、買い替え意向者の多くは「時期は未定」と回答しており、具体的な買い替え検討段階にまでは至っていないケースが多いようだ。

パソコンの買い替え意向と、ブロードバンド利用意向との関連をみると、ブロードバンドの利用希望時期とパソコンの買い替え希望時期がほぼ対応するような傾向がみられる。

パソコン買い替え意向者の4割弱が、買い替え理由として「ブロードバンドサービスを快適に利用したいから」と回答

パソコン買い替えの理由を買い替え意向者にたずねると、36.8%が「ブロードバンドサービスを快適に利用したいから」、34.9%が「OS をWindows XPにバージョンアップしたいから」と答えている。

「上記以外の理由で、上位スペックの機種にする必要があるから」は31.3%であった。

現在利用中の回線の種類別にみると、「アナログ加入電話」「フレッツ・ISDN」利用者では「ブロードバンドサービスを快適に利用したいから」を挙げる人が多いのに対し、既にブロードバンドサービスを利用している人では、「OSのバージョンアップ、ブロードバンドの快適利用以外の理由で、上位スペックにする必要がある」と答える人が多くなっている。

さらにパソコンの買い替え意向別にみると、パソコンを「今年中に買い替えたい」人では、その理由では、その理由として「OS を Windows XPにバージョンアップしたい」「OSのバージョンアップ、ブロードバンドの快適利用以外の理由で、上位スペックにする必要がある」と答える割合が高いが、「来年の4月くらいまでには買い替えたい」人では、「ブロードバンドサービスを快適に利用したいから」と答える人が多くなっている、今年中にパソコン買い替えを希望する人にとって、Windows XPのリリースは、買い替えを促進する要因の1つになっていることが推察される。

調査データの転載・引用をご希望の方、本調査に関するお問い合せはこちらまで

株式会社マクロミル 担当:高橋

TEL:03-6716-0707   FAX:03-6716-0701   E-mail:press@macromill.com

お客さまの課題・ニーズを伺ってリサーチの企画・提案を行います。
お気軽にお問い合わせください。